どうも、ヨウ-P(@s_y_prince)ことYO-PRINCEです!
いろんな切り口からカイゴのヒントをお届けしています!
組織にはいろんな人材が集まっています。
介護業界に限らず、個性あふれる人材が集まる中で新人職員の育成に頭を悩ませている方は多いのではないでしょうか?
例えば一人の新人職員を育てる際に、どんなことを考えて育てていけばよいと思いますか?
今見ている新人職員の課題は、実は違うところに問題があることが多いんです。
- 新人職員の課題を見つけてもすぐに指導しちゃダメ!
- チームを俯瞰的に見て、まずはチーム課題を把握する!
- チーム課題において自分にできることを考え行動する!
- 新人職員育成はチームを変えるチャンスだ!
- まとめ
新人職員の課題を見つけてもすぐに指導しちゃダメ!
新人職員の育成をするうえで、今やOJTは当たり前となっています。
ところが、残念ながら介護業界ではまだまだ育成の仕組み、育成スキルともに未熟な組織が多いと思います。
なんとなく育成をやっているような状態ではないでしょうか・・・。
介護業界以外の組織でも「なんとなく…」は多いかもですね。
仕組みとなってくると全社的な取り組みが必要なので、今回はそこは置いといて・・・。
育成にあたることになった職員が、仕組みがどうであれ、今すぐ意識として持っておくとよいことに焦点をしぼってみます。
では、指導を受けている新人職員によく起こることをざっくり書いてみます。
- なかなか自分から動こうとしない。
- 思ったことを言わない。
- 他の職員の仕事の指摘をする。
- 教えたことと違うことをする。
まぁ、いろいろあるとは思いますが、よく起こることとしてこの4つをあげて考えてみます。
やってしまいがちなのは、これらの行動についてとりあえず指導すること。
こんな感じですね↓
なかなか自分から動こうとしない。
できることからでいいから自分からやっていいよ。
思ったことを言わない。
なんでもいいから思ったことがあったら教えてね。
他の職員の仕事の指摘をする。
人のこと言うのもわかるけど、今は自分のことを見つめたほうがいいよ。
教えたことと違うことをする。
もう一度わかりやすく教えるね。
丁寧な指導ですが、その前にその職員の心の中で動いていることを推察することがとても重要です。
すると、新人職員の課題に影響しているチームの課題が見えてきます。
チームを俯瞰的に見て、まずはチーム課題を把握する!
「新人職員の心の中で動いていること」と「そこから見えてくるチームの課題」。
たとえばこんな感じでしょうか。
- 先輩職員の仕事の仕方や教え方がまちまちで混乱している?
- 先輩職員のなかで当たり前になっていたことにもしかしたら間違いがあるかも?
- 先輩職員がほかの職員の指摘をしているのを見て萎縮している?
- 先輩職員が文句ばかり言っているので自分も言っていいと思ってしまっている?
- 先輩職員の教え方がわかりにくい?
- 当たり前のようにやってしまっているが、結構無駄な業務多くて大変?
まぁ、いろいろ見えてくることと思います。
こうなってくると、いくら新人職員の指導をがんばっても無理だな・・・となってきますね(-_-;)
新人職員の指導を通してこんな体験をされている職員さんは結構多いんじゃないかと思います。
とりあえず、そこに気付けたら、次の思考を頭の中に落とし込んでおきましょう。
個人の課題の原因はチームの課題のなかにあるかもしれない!
まずはそのチームの課題を取り除かなきゃ!
この思考は中堅職員以上であれば常にもっておくとよいと思います。
チームの中で良くも悪くも当たり前になっていることや、職員それぞれの関係性や影響力など、そんなチーム課題に目を向けます。
サッカーの監督みたいなもんです。
FWがあそこにパスを出すからMFがあそこに行く!
DFはあそこに行って待機!
でもあのドリブルじゃ突破できんからドリブル力鍛えんとな~!
あいつのあの動きじゃ、FWが生きてこないな(ー_ー)!!
フォーメーションも変えたほうがええかな…。
…みたいな感じでしょうかね~。
サッカーよくわからんのでめちゃくちゃ雑な説明ですが・・・(^_^;)
この監督のような俯瞰的な見方は中堅職員以上なら誰でもできると思います。
ほんといろんなことが見えてくるので、ぜひぜひやってみてください!
いずれ、役職がつくようになったときに役立つと思うので(^_^)/
チーム課題において自分にできることを考え行動する!
チームを俯瞰的に見ることができたら、チームの課題が個人に与えている影響が見えてきます。
そうすると、新人職員のせいにした間違った指導を防ぐことができます。
そこに気づけただけでも大きいと思いますが、問題は次にどういうアクションを起こすか??
ここからは、今のそれぞれの立場で「できること、できないこと」があると思います。
まずは、自分の立場でできることをしていくしかないでしょう。
そのためには、自分の立場でできることを知っておくことです。
まずは、前輪駆動の車に例えれば、直接自分が操作できる前輪の部分を知ることです。
例えば、私の前輪がこんな感じとしますね。
- 日々の業務分担表の作成を任されている。
- マニュアル作成を任されている。
- 先輩のAさんとBさんとは仲がいいので腹を割って話せる。
前輪の部分を知ったら、それに伴って動いてくる後輪の部分も知っておくと幅が広がります!
上記の私の前輪を動かせば、こんなふうに後輪がついてくるわけです。
- 新人職員が仕事がしやすい環境を作れて、新人職員が生き生きする。
- 新人職員に分かりやすいマニュアルができで、新人職員が仕事がしやすくなる。
- AさんとBさんに新人職員の特徴を理解してもらえて新人職員の指導に協力してもらえる。
自分にできることを考えて、自分にできることをすることによって何が変わるかを考えるわけです。
その結果変わったことによって、さらに変化が生まれるわけですね。
こんなふうに考えると、「チーム課題を見直すことで新人職員は変われる」ことが見えてきます!
ここから、新人職員の本当の指導が始まるということですね!
チーム課題を見直すときは、健全な組織であれば上司や先輩に相談しながら進めていけばいいと思いますが、ちょっと具合の悪い組織の場合は、信頼できる人たちに根回ししながら進めていかれたらよいと思います。
こんな感じで↓
新人職員育成はチームを変えるチャンスだ!
新人職員の育成で悩んでいるときは、チームの当たり前を変えるチャンスです!
職場ではいろんな人間関係があると思うので、無理する必要はなく、小さな一歩でよいと思います。
小さな一歩を積みあげていくことはとっても大切!
大きく一歩踏み出してしまうより、小さな一歩のほうが後々土台がしっかりしてきて崩れにくいので、小さい一歩のほうがいいくらいです!
具体的なアクション例は、こちらの記事をご覧ください↓
まとめ
後輩や新人を指導する際、まずはチーム全体を俯瞰的に見ます。
この記事で一番伝えたいことは、「チーム全体を俯瞰して見る」ということなんです。
そうすると、他の職員においても指導すべきことが見つかったり、職員間の関係性においても修正すべきことが見えてきます。
「まずは、そこからか・・・」みたいなことのほうが多いと思います。
もちろんそれらをすべて改善したとしても、やっぱり後輩や新人の課題であることも多いものです。
介護現場には「誰でもできる」といった風潮もあり、介護にふさわしくない職員が入ってくることも多々あります。
それでも、入社した職員の育成は懇切丁寧にしなければなりません。
そんなときは、どうせならその職員の育成をきっかけに職場改善につなげてしまおうと考えたほうが得策ですよね。
こういう思考で取り組める職員が組織のなかに一人でもいると、輪が広がってチームは変わるもので、いつしかチームの目標が明確になったりもします。
なんなら上司の育成につながってしまうことだってあるわけです!
ここに書いたことは、私の実践例をもとにしていますが、組織というのはどうしようもないこともたくさんあるのが現実です。
改善の可能性があるかどうかをしっかりと見極めながら、「変革」か「次なる道」かを選ぶようにしてください!
一番のオススメは、「次なる道」を考えておきながら、できる「変革」をやってみることですね。
あわよくば「組織」が変わり、皆がは働きやすくなり、新人職員も働きやすくなれば、それが一番ですから!
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