どうも、ヨウ-P(@s_y_prince)ことYO-PRINCEです!
いろんな切り口からカイゴのヒントをお届けしています!
ブログを続けるのもなかなか大変だなと思い始めている今日この頃。
仕事や家庭のことが勿論最優先ですから、どうやって時間を作るのかが大変(^_^;)
大変やのになぜブログを続けるのか??
それは・・・
そこにネタがあるから!
今回は以下の2つの名言をもとに「介護家×登山家」で記事を書きます。
登山家ジョージ・マロリ-の名言『そこに山があるから』
介護家YO-PRINCE の迷言(?)『そこに利用者さんがおられるから(?)』
『そこに山があるから』
登山家ジョージ・マロリ-の名言から見ていきたいと思います。
この山はエレベストのことだそうです。
当時まだ誰も登ったことがなかったエレベストに登りたくなるのは登山家として当然のことだろうという思いから発せられた名言だそうです。
なんとも格好よすぎる登山家としての生きざま!
『そこに利用者さんがおられるから』
では、介護家YO-PRINCE はと言うと、ジョージ・マロリ-の丸パクリ(^^;
そこに困っている利用者さんがおられるのだから助けるのは当然のことだろうと。。。
さてさて、それは介護家として当然のことなのだろうか??
言葉としては美しいが、介護はそんな単純ではないんじゃないか?
私たちの仕事は、利用者さんのQOL(生活の質)を向上させること。
その人らしい生活を支えていくということです。
どこまで人の生活を支えていくべきなのでしょうか??
もしかしてエレベストより高いんじゃないでしょうか??
マズローの五段階欲求説
マズローの欲求五段階説というものがあります。
ご存知の方も多いと思いますが、簡単に説明しておきたいと思います。
①生理的欲求
⇒人の生命維持に関わる欲求。食べる、寝る等。
②安全の欲求
⇒①がある程度満たされるとあらわれる安全の欲求。
③所属と愛の欲求
⇒①②が満たされるとあらわれる、家族や友人、仲間を求め、愛情深く周囲から迎えられたい欲求。
④承認の欲求
⇒①②③が満たされるとあらわれる、自分を認めたい、周囲から認められたい欲求。
⑤自己実現の欲求
⇒最終的にあらわれる、より一層自分らしくありたい欲求。
さて、私たち介護家が求められるのはどこまでの支援なんでしょう??
介護家の頂上はどこ?
介護保険制度下で仕事として介護に携わっている私たちは、QOLの向上を目的としています。
それは“その人らしい生活”を求めることを意味しています。
それは、マズローの五段階欲求説で言えば、完全に⑤自己実現の欲求ともとれちゃうわけです(・・;)
とはいえ、現実問題、⑤自己実現の欲求までを満たすことは難しいと思います。
介護現場の業務時間内でできうる支援は、②安全の欲求さえも危ういというのが現実な施設もあります。
そんな現実を目の当たりすると、まずは②安全の欲求こそ満たさないといけないのではと思い知らされるわけです。
それでも介護の仕事に携わる人たちは、とにかく優しい方が多い…。
より上位の欲求の実現のために力を尽くしてしまうわけです。
利用者さんのためにサービス残業で自分の時間を割けるし、無償で介護保険外のサービスをしてしまうのがこれまでの介護業界。
ですが、プロの介護の仕事というのは、やはりお金をもらってするからこその専門性の発揮だと思います。
お金をもらうべき仕事をしているのに、無償でよしとしてしまうことは、これからの介護業界のためにも危険なことだと捉えるべきです。
ちなみに、私たちの仕事でプロとしてのスキルが問われるのは、どこだと思いますか?
⑤自己実現の欲求の領域なのでしょうか??
⑤自己実現の欲求を満たす以上に、②安全の欲求を満たすことのほうがかなり高度なことだったりしませんか?
②安全の欲求をも満たせずに、⑤自己実現の欲求を満たしたとして、それでよいものなのか???
なんか矛盾してますよね???
私たちの仕事は、仕事としてどこまでやればよいもんなんでしょうか?
制限なく仕事として利用者さんの生活を支える??
無理に決まっています…。
どうせなら、こう決めてしまえばどうかと考えます。
例えば、マズローの欲求五段階説の④承認の欲求までが介護保険制度下でする仕事と決めてしまって、⑤自己実現の欲求については別料金とかにしてしまうんです。
極論かもですけ、分かりやすいんじゃないかと思います。
例えば・・・
将棋が好きな利用者さんに、将棋の相手をして1時間1000円!
おもろい話が好きな利用者さんに、おもろい話をして1時間2000円!!
バイオリンが好きな利用者さんに、バイオリンを演奏すれば1時間5000円!!!
もちろんすべて利用者さん負担です。
そうすれば、利用者さんの⑤自己実現の欲求はめちゃ満たされるし、職員の個性も輝いていきます!
私としては、そもそも⑤自己実現の欲求は家族の役割としてもいいと思っています。
さまざまな家族関係のなかで難しいのが現実ですが…。
ならば!
介護家は、介護以外のところで長けた人が多いわけですから、介護家がちゃんとお金をもらってやればいいんじゃないかと思います。
お金をもらっていいぐらいのことをできる介護家って結構多いですから!
それらは介護を越えた部分と位置付けてしまってよいと思うんです。
そうすれば、『あの職員さんはしてくれてやのに~あんたは何にもしてくれへんな~』なんて利用者さんの声に悩まされることもなくなるはずです。
まとめ(介護+α)
最近、Twitterのなかで『介護+α』って言葉をよく見かけます。
確かに介護以外の特技などが武器になる時代がやってくるだろうし、もうすでに来ているんじゃないかとも感じます。
介護家は+αの領域で次々と名言を残し始めるわけです。
『そこに囲碁があるから』
『そこに歌があるから』
『そこに三味線があるから』
そんなふうにして、介護家の活躍の場が介護を越えて広がることを祈ります!
介護家の目指す頂上が⑤自己実現の欲求と言える日は、またまだ先のことだと思います。
夢を描いているようなキラキラ介護家が、堂々とキラキラしていられるような仕組みにしないと!
・・・つうか、介護家ってなんやねん!
介護はどこまですべきかについては、こちらの記事もご覧ください↓