どうも、ヨウ-P(@s_y_prince)です!
いろんな切り口からカイゴのヒントをお届けしています!
私がTwitterで大好きなハッシュタグ。
介護にまつわる小さな引き出し。
#介護にまつわる小さな引き出し
— 吉田好志(TOMIEの人) (@yoshi165_care) July 25, 2019
とは…
皆様も、どんな小さなものでも構いません。ご投稿いただけましたら嬉しいです。 pic.twitter.com/JrBmU6qNoF
2019年の目標のひとつに、この『介護にまつわる小さな引き出し』をつぶやき続けることをあげているのですが、Twitterなので140字以内です。
それらの呟きには、140字以上の思いがあったりするわけです。
そこで、これまでの『介護にまつわる小さな引き出し』のツイートをもとに記事を書いていこうと思います。
初めての『介護にまつわる小さな引き出し』のツイート解説記事は「ツッコミ療法」です!
ボケてもツッコミができる!?
私が『介護にまつわる小さな引き出し』で最初につぶやいたのがこちらです↓
認知症の方にボケるとツッコミをいれてくれる。ボケてもツッコミができる。#介護にまつわる小さな引き出し
— ヨウ-ℙ (@s_y_prince) 2018年11月28日
一見ちょっとふざけたツイートですが、私としてはかなりの思い入れがあるツイートなんです。
もう10年以上前…。
普段とても大人しくて、うつむいていることが多い、認知症のHさんという方がおられました。
普段の様子は大人しいんですが、時々はそんなこともなくて、とても楽しい一面も持っておられました。
ユーモアもある一面を知っていたこともあって、私はHさんによくボケをかましていました。
ボケと言っても、認知症のHさんにも分かりやすいような小ボケです(^^;
今日寒いねー。こんな寒い日はパンツ10枚ぐらい履かなあかんねー。
あほな!多すぎるわな!
そんなふうにして、私のボケにすかさず絶妙の間でツッコミを入れてくれるわけです。
文字では伝わらないですが、キレキレのツッコミやったんです(^^;
このとき私は『ツッコめるってスゴいな!』と純粋に思いました。
ボケててもツッコミできるんや!って(^^;
なんか嬉しかったんですよね(^^)
このときはなぜ嬉しかったか分からなかったんですが。。。
ツッコミ>ボケという関係性
漫才でボケとツッコミと言うと、ほとんどの漫才師が『ツッコミ>ボケ』の関係性ですよね。
ボケがアホなこと言うて、アホなこと言うなとツッコミを入れるわけですから。
Hさんにツッコミを入れてもらってなぜ嬉しかったかと言うと、私がボケてHさんがツッコミを入れるというその一瞬で、認知症のHさんに私の上に立ってもらえたということなんです。
ツッコミは間違いを正す人ですから。
間違いを正されてばかりの毎日から、一瞬にして間違いを正す側に立ってもらえるというのは私にとってスゴいことやなと思えたのです( ・`д・´)
それにこちらがボケれば笑ってもらえますから、それだけでも満足なわけです!
ボケにヘルプ!
その後、他の利用者さんとの関わりの中でも実践しました。
認知症のTさんとソファーに一緒に座っているとき、私がソファーから滑り落ちてしまうというボケをかましたのです。
すると、Tさんは、
何やっとんやいな(笑)
・・・と言いながら手を差しのべてくれたんです。
ツッコミを入れつつ、助けようとしてくれたんです。
ボケにヘルプで対抗してこられたわけです(^^)
私のボケのおかげで、一瞬にして完全に利用者さんが上に立てる!
私はこうした体験を通して、認知症の利用者さんにボケをかましてツッコミを入れてもらうことは利用者さんの心へのプラスの影響はかなり大きいのではないかと考えるようになりました。
ツッコミ療法
利用者さんのツッコミを引き出すボケは、心への影響だけでなく、脳の活性化にもつながると考えています。
ツッコミという行為は、ボケを一瞬にしてボケと認識し、正すためのツッコミをすぐさま言語化するという行為であり、かなり有効な脳トレになると思うんです。
どういうわけか、認知症の方はツッコミが上手な方が多いんですよね(^^)
介護現場で使える、音楽療法や園芸療法に次ぐ新たな手法としてツッコミ療法をここに提案します!
まとめ
ボケてもツッコミができる。
介護士がボケをかますことで、笑いが起き、利用者さんがツッコミを入れることにより脳が活性化するとともに、一時的でも他者より優位となる関係性が生まれ、心の面でのプラスの効果が期待できる。
ちょっとしたことで関係性に変化が生まれることに着目しながら介護をしていると、こんなたわいもないところにも意味を見いだせることがあるのが介護の仕事の面白さなのかなと思います。
皆様もぜひ!ツッコミ療法やってみてください!
ヨウ-PことYO-PRINCEの認知症ケアの新手法シリーズその2はこちら↓