どうも、YO-PRINCE です。
Twitterで『#介護にまつわる小さな引き出し』でツイートした内容について記事を書く《介護のタンス》シリーズです。
今回はマニュアルについて。
介護事故に限らずですが、業務中の事故がテレビなとで報道されたとき、マニュアルのあるなしや、マニュアルどおりされていたかなどに触れられることがよくあります。
介護はマニュアルどおりいかない?
そんな言い分は通用しません(-_-;)
では、マニュアルについてどう取り組めばよいんでしょうか?
介護現場のマニュアルの実態
介護現場にはマニュアルはとりあえずは『ある』ところが多いとは思います。
おそらく施設によってそのボリュームはまちまち。。。
とにかく介護業務を文章化することが、それだけで大変な作業なのです。
細かくなりすぎてしまって膨大なページ数になって、見るのも嫌になるようなマニュアルになってしまったり。。。
端的に書かれ過ぎて、見やすくて読む気になるけど細かなことがわからなくて意味がなかったり。。。
マニュアルはあるだけでは意味がない。
そんな状況から『マニュアルいるんはわかるけど結局臨機応変だー』みたいになってしまいがちなわけです。
介護現場では、『マニュアルの見直し』『マニュアルの周知』など、さまざまな面で問題を抱えている実態が多いのです。
マニュアルが“後”という捉え方
そんな状況のなか、とにかくマニュアルの必要性を組織のなかで共有しないといけません。
というわけで、マニュアルの必要性への意識の向けようの引き出しがこちら↓
マニュアル嫌いな職員さんたちに『マニュアルどおりにしろというものじゃなくて、マニュアルは今やってることの記録であり証。それは変えていけばいい』と伝えると反論できず協力してもらいやすい。#介護にまつわる小さな引き出し
— ヨウ-P@介護福祉士×ブログ漫才師 (@s_y_prince) 2018年12月1日
介護記録と一緒で、マニュアルもやってることの記録であり証。
今やってることをしっかり記録して、どんどん変えていけばいい。
マニュアルどおりやりましょうではなく、マニュアルどおりできなければマニュアルを変えていくという捉え方です。
マニュアルが『先』ではなく『後』という捉え方です。
マニュアル以上のアイデアや工夫が出るようにしておくためにも、この捉え方は大切だと思っています。
もちろんマニュアル以外のことをするときは、根拠をもってすること、報連相を必ずすることが条件。
そうしたこともマニュアル化しておけばよいかもですね(^^)
いざ、生きたマニュアル作りへ!
ここからがマニュアルの本番。
介護現場のマニュアルには以下の条件が必要です。
①見やすい
②分かりやすい
③見直しやすい
④誰でもできる内容
どんなファイルに綴じるか?
見てもらうためにはどこに置くか?
カテゴリ分けをどのようにするか?
どんな様式なら見やすいか?
文字の大きさはどうか?
見直ししやすいマニュアルとは?
データ管理をどうするか?
どこまで書くか?
どこまで求めるか?
写真があったほうがいいか?
・・・・。
ざっくり考えてもどれだけあるんだろーと思うぐらい抑えなければいけないポイントがあります。
そんな難しいマニュアルの整理ですが、そんなことできる人材が組織のなかにいるのか?という点も悩みどころです。
一事業所にマニュアルに長けた職員がいて、その事業所のマニュアルを整理したとしても、異動でいなくなれば後に残った職員をそれが継続できるのか??
継続できなければ意味がないですから。。。
今のところ、介護現場でマニュアルを生かしつづける有効な方法は私の中ではありません。。。
動画マニュアルしかない!?
そもそも介護を文章化することが難しく、写真を使ったとしても写真も増大な量になってしまうと見にくかったり。。。
行き着く先は『動画』かなと思っています。
簡単に動画撮影できる時代ですから。
マニュアルの継続性から考えると、誰でもできるぐらいの雑な動画撮影でも分かればよいのかなと思います。
目次やタイトルを書いた紙を途中で撮影して取り込んでメリハリある動画にするなど、アナログなやり方でもよいかと思います。
ちょっとした工夫で分かりやく見やすい動画にする。
パソコンに向き合って地味にやるよりかは、動画のほうがやってて面白いかなとも思いますしね!
ちなみに、私も動画マニュアルは作ったことないのでこちらのサイトでメリット・デメリット確認してください。
https://happytorise2.com/media/form-and-movies-for-manuals/
読書嫌いの私としては動画マニュアルのこのメリットに惹かれます(^^)
動画マニュアルは読むストレスがない
まとめ
とにもかくにも、介護現場にかかわらずマニュアルは重要です。
質の維持・向上、職員教育だけでなく、危機管理のうえでもとっても重要!
見やすく分かりやすく実践につながって見直ししやすく継続できるマニュアル作り。
なかなか難しいとは思いますが、小さな一歩を踏み出しておいたほうがよいと思います。
そのためにはしっかりとビジョンをもって取り組まないと後からえらいことになります。
マニュアル作っても、また様式から変えたりしないといけないとか。。。
ほんと大変です。。。
マニュアルのこんな取り組みをされている方もおられます↓『#介護にまつわる小さな引き出し』を作られた吉田の介護さんのサイトです。
サルでも分かる生きたマニュアルが作れたら最高です!
ぜひ、この記事を読まれたことを機に、各職場でマニュアルについて取り組まれるきっかけにしてみてください。