どうも、ヨウ-P(@s_y_prince)ことYO-PRINCEです!
いろんな切り口からカイゴのヒントをお届けしています!
ハンドルを握ると性格が変わると言いますが、私はさほど変わらないんです。
ところがキッチンに立つと性格が変わるんです(-_-;)
キッチンのことはまたの記事で書く気になれば書くとして、ハンドル握ったらなぜ性格が変わるのか??
そんな切り口から、介護業界を見つめ直してみたいと思います。
今日は「介護×車」で書きます。
ハンドルを握ると性格が変わるドレス効果とは?
ハンドルを握ると性格が変わるとよく言いますが、いったいどういう人が変わるのでしょう??
それは、ドレス効果が出やすい心理がある人だそうです。
ドレス効果というのは、警察官の制服を着ている人が真面目なイメージ、白衣の制服を着ている人は優秀なイメージという思い込みがあるということで、ユニフォームから受ける印象に近づこうとしてしまう心理です。
大きい車や高級車に乗ることで気持ちが大きくなって、ハンドルを握ると性格が豹変するのは、大きい車や高級車に自分を重ね合わせてしまうからだそうなんです。
役職がついてエラそうにしはじめる管理者やリーダーは、このドレス効果の心理が出ているのかもしれませんね。
介護士の場合はまだまだ社会的評価が低いですし、役職が就いたとしても役職というドレス効果は出にくいんじゃないかなと思いますが、それでもドレス効果が出てしまうとしたらちょっと残念でなりません・・・(^_^;)
介護士が偉そうになれるぐらいの社会的評価を得て、介護士というドレスをまとっているだけでもドレス効果をバンバン出せる日が来てほしいものです。。。
ところで、介護士のドレス効果ってなんなんでしょうね?
一般的には『優しい』って感じなんですかね?
ドレス効果は捉えようで変わる?
介護士というドレスは社会的評価が低いと書きましたが、それは確かにそうとして、利用者と介護士という関係だけ見れば、そのドレスは時としてとんでもないドレスになってしまうのでは・・・とふと思いました(・・;)
利用者の立場は、何らかの介助や支援がないと生活できない、社会的弱者と言われることがあります。
もし介護士が、「私がいなければあなたは生活できないんですよ」といった介護士像をイメージしてドレスをまとってしまったとしたら・・・。
優しいとは全く違う介護士像になります。
それもまたドレス効果なのか??
ちなみに、車の話に戻しまして、高級車等に乗っている人が軽自動車に乗ると弱気になるような逆ドレス効果が生まれることもあるそうです。
・・・ん?待てよ?
軽自動車をカッコいいと思ってれば、軽自動車に乗ることで性格が変わるドレス効果が生まれるんじゃないか?
それはその人なりのドレス効果と言えるんじゃ??
どんな仕事も、その人の捉えようでドレス効果は変わる気がしてきました(^^;
利用者側にもあるドレス効果
そんなふうに考えると、利用者側にも捉えようによってさまざまな心理があるような気がします。
利用者の立場は、介護する人がいないと生活が成り立たない弱い立場と書きましたが、そう捉えれば、ドレス効果として働くのは「弱気」になるということだと思います。
現に介護を受けることに「もったいない」と言われる利用者さんは多いです。
一方で、利用者という立場を「介護を受けて当たり前」という捉え方をすれば、一転その立場は「強気」になります。
高齢者虐待が世間を騒がせていた時期を経て、最近では利用者側の介護士へのハラスメントも問題となってきています。
こうした逆転現象は、いろんなことに起こっていると思います。
これは、価値観の多様化したいまの時代がゆえなんでしょうね。
分かりやすかった「ひと昔前」とは違う「いま」
ひと昔前なら、高級車は憧れ。いまなら、好きな車が憧れ。
ひと昔前なら、男は仕事で女は家庭。いまなら、男も女も仕事と家庭。
ひと昔前なら、介護士は介護が好きな人がやっていた。いまなら、介護士は多様な人材が必要となった。
ひと昔前なら、利用者はサービスは措置だった。いまなら、利用者はサービスが選択できるようになった。
劇的に価値観が多様化しています。
いまの時代は、高級車でなくとも好きな車でもカッコいいと思えば、ハンドル握れば性格変わる時代です。
仕事している男がかっこよく見えることもあれば、家事が上手な男がかっこよく見えることもある時代なのです。
前述した警察官=真面目な印象、白衣=優秀な人といった分かりやすいドレス効果は、いまの時代存在しないと思います。
介護士だって、決して介護を好きな人がしているわけではないので、介護士=優しいというドレス効果もないと思います。
利用者だって、サービスを選べるようになったということは「強気」になって当然で、利用者=弱者というドレス効果なんてのもありえないです。
そんないまの時代のなかで、介護はどうあるべきなのか?
これまでは何となくの常識の中で、皆がその常識に疑問を抱くことなかったから介護はうまくやってこれただけなんです。
介護士の働き方や利用者の生き方が多様化している時代のなかで、常識がなくなった分を統制する、いまの時代に合ったルールが必要だということだと思います。
まとめ
いまの時代を一言で表せば『多様性』という言葉が一番当てはまるように思います。
高級車であれ軽自動車であれ、その人がカッコいいと思えば、ハンドル握れば性格が変わるような多様な時代です。
どんな介護士がいてもいい、どんな利用者がいてもいい。
そんな多様性が受け入れられることがまず第一歩。
多様性と言っても完全に自由というわけにはいかないので、当然一定の秩序は必要になってきます。
だから、それぞれの介護施設に合ったルールを作るということが次の一歩なわけです。
というわけで、なんとなくの常識に縛られた時代はもうおしまいにしましょう(-_-)/~~~