どうも、ヨウ-Pです!
いろんな切り口からカイゴのヒントをお届けしています!
今日は「介護×映画」で記事を書きたいと思います。
私は二児のパパです。
今日は「六年生を送る会」に出席してきました。
うちの子はまだ2年生で送る側ですが、それぞれの学年からの発表があるということもあって足を運んだのです。
あまり協調性がなくて、集団のなかで何かするのは苦手なうちの息子。
今日は、息子の頑張りだけでなく子どもたちの頑張りに敬意を表して記事を書きます。
というわけで、今回取り上げる映画は「ペイフォワード」です。
ある少年の世の中を変えていくアイデア、きっかけは少年です。
私もまた、子どもの頑張りをきっかけとして、介護業界をよくしていく何かが出来ればと思っています。
小さなことでいいから何か一歩先送りしたい!
私と同じような思いのある方、この記事が後押し出来ればと願います。
集団が苦手な息子の成長
8歳で小学2年生の息子は、幼児園に通園しているころから集団の中で何かをすることが苦手。
3~4歳のときは、発表会のたびに舞台の上でそわそわして走り回ってしまったり、我慢できず親のところに来てしまったり。
まぁその頃はまだ小さいし、いつの日か・・・って思ってたけど、周りの子がしっかり舞台の上で頑張っている姿と比べてしまうと、「うちの子大丈夫かな・・・」と心配になることもたびたびでした。
ADHDじゃないかとかいろいろ心配して、保健師さんや臨床心理士の先生に相談したりもしましたが、とりあえず障害を疑うほどではないとのことで見守り続けていました。
でも、発表会等のたびに、息子は舞台上でそわそわして、それ以外でも落ち着きがなくてそわそわしてしまって、人の話にも集中できないところがあって心配は続きました。
そんななかでの、年中のときの生活発表会。
劇をする予定だったのですが、本番当日まで息子は全く劇のことを話してくれず、正直今回も無理だろうな・・・と思いながら本番を迎えたわけです。
失敗したって怒ったりしないようにしなきゃって言い聞かせながら、いよいよ劇が始まりました。
そこには・・・
見事に3匹の子豚のオオカミ役を演じている息子の姿があるではありませんか!?
オオカミの怖そうな表情を演じるというこだわりを見せた怪演!!
うちの息子らしい演技に私の涙腺が見事に崩壊し、人目をはばからず号泣していました。
きっと息子は、私たち親にいいところを見せなきゃって静かに思っていて、苦手ながらに努力していたのだと思います。
うちの息子は、もっと小さな頃には、歌の練習をするときは人に聞こえない声でこっそり小声で練習したりしていて、練習している素振りを私たちに見せぬまま、突然上手に歌を歌い始めたりすることがありました。
頑張っている姿を他人に見せるのが恥ずかしいのかもしれません。
練習して失敗を見せるのも嫌なんでしょうね(^_^;)
だからきっと、人よりいろんなことができるようになるスピードは遅いんだと思います。
そんなふうに息子の理解に努めながらも、親の期待が邪魔してしまうこともたびたび・・・。
できなかったら怒ってしまうようなこともたびたびです。
そして、小学生に上がってからも集団が苦手なのは変わらずですが、発表会等はそれなりにこなすようになっていて、今日の発表会も大きな声を出して頑張っていました(^_^)/
日頃は、友達がなかなかできないようで、一人遊んでいることが多いうちの息子。
息子は息子なりに子の社会のなかでいろんなことを感じながら頑張っているようです。
いつもその姿を見るたびに「私も頑張らねば!」と思わされるのです。
子どもたちが力を合わせる姿を見て思うこと
今日の6年生を送る会のそれぞれの学年の発表を見ていると、泣きそうになってしまいます。
6年生の子どもたちは、劇を通して下級生の子どもたちに「思ったことを意見することが大切なこと、そして、お互いの意見を尊重し合うことが大切なこと」を伝えていました。
きっと意見の対立もあったでしょうし、前に出るのが苦手な子もいたと思います。
劇はそんなことを全く感じさせないような仕上がりで、一人ひとりがとても楽しそうで生き生きしていました。
子どものパワーってなんなんだろう!?
毎回こうした発表会を見るたびに感じるのです。
子の見本となれない大人の世界…
大人になり子どもの世界を見ていると、情けなくなります・・・。
私たちは子どもたちの見本とならなければいけません。
子どもたちは大人が作った世界でこれから先生きていくのです。
大人たちが作った世界はどうでしょうか??
介護現場だけを見ても、ツイッターやブログで書かれているのはほとんどが闇です・・・。
それが現実です。
子どもから大人になっていくなかで、国会中継のやりとり等を見ては、しょーもない叩きあいに嫌気がさしながら、あんな大人になりたくないと思ったものです。
そして社会人となり、私たちは大人の嫌な部分を多く目にするのです。
子どもの頃、「戦争はダメ、話し合いで解決しなきゃ」って教わったはずなのに・・・。
戦争になんてなりえないような小さな組織のなかで、なぜ話し合いができないのか??
それぞれがそれぞれの思いを主張するだけの世の中になってしまっているような気がします。
声なき声・・・、多くの人が本音を言えずにあきらめてしまっていたりもします。
そんな大人の世界を子どもたちにどう説明すればよいんでしょう・・・。
子どもたちはあれだけ純粋に頑張っているのに・・・。
見本となるべき大人の世界がこんなんじゃ、子どもたちの世界が乱れていくのも仕方ないと思わされる日々です。
介護業界で私にできること
昨年、相撲協会やボクシング協会等の闇が次々と報道されました。
大人の社会にある闇に真正面からぶつかっていっても何も変えられません。
大人は、子どもたちに「お互いの意見を理解し合い話し合うことが大切」と教えているわけです。
それが本来の人間のあるべき姿で、時間をかけてでもそうするしかないと思うのです。
変わりもしない正面突破はカッコいいかもしれませんが意味ないですし、そんな自爆行為をすることが美談になるような時代でもありません。
※ちなみに私は自爆行為経験者です(^_^;)
今私にできることは、まずは私が属する施設の利用者さんや職員が居やすくなる環境を作ることからです。
一つ出来たら次、次が出来たらその次と行動し続けたいと思っています。
そのためには、自分自身の言動に根拠を持たせることが大事!
人に上手に伝える力を身につけることも大事です!
ブログを書くことは、そうしたことに役立っていると感じます。
そして、ブログに書いたことが、どこかで役立つようなことがあれば嬉しいですね(^^)
このブログの思いがどこかの誰かに届いて、『ペイフォワード』のような世の中を変えるような連鎖が生まれたら…と夢のようなことを描いています。
『ペイフォワード』とは、ある人から受けた親切を、その相手に返すのではなく、また別の人へ新しい親切でつないでいくというもので、ポジティブな循環が生まれます。
英語表記は「pay it forward」で、日本語に訳すと「先に送る」という意味らしいです。
『ペイフォワード』を題材にした映画があります↓
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この映画のキャッチコピーは「きっかけはここにある!」です。
映画のなかできっかけになるのは少年なんです。
そして、この記事を書くきっかけは子どもたち。
子どもの力を借りながら大人が力を発揮しないとなって思いますよね( ・`д・´)
『ペイフォワード』に興味のある方は、ぜひとも映画をご覧になってください!
ちなみに、『ペイフォワード』はSNS上でもすでに成立しているようなことが多いなと感じています。
ツイッターでも、「いいツイートだな」って思った人が「僕もいいツイートしよう」ってなってしたツイートを全く別の人が見てツイートするような連鎖があります。
そういうパワーってすでに見えない力になっていると思うんです!
このブログもそうありたいなと思います!
まとめ
ほんとに子どもの力は偉大です。
子どもから得た力を別の力へと変えて、小さなところからでいいから社会を変えたい、変えなきゃいけないって思います。
行動のためには、そんな夢のような理想を描くことはとても大切と思っています。
そのうえで、現実を見ながらできることを確実にしていきたいと思います。
まずは家族➡️自分の周りの利用者さんや職員➡️利用者さんや職員の家族➡️身近な地域➡️もっと広い地域➡️介護業界・・・ってな感じで広がっていけば言うことありません!
いざ、ペイフォワード!