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ーおすすめ記事その1ー

 

排泄中心のケアで生活不活発病とさようなら!【排泄パターン編】

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どうも、YO-PRINCEです。

排泄ケアについての記事の第3弾です。

第1弾記事で、排泄行為は本来見られたくない行為であるがゆえに、まずは1人でトイレに行けるための環境作りをすると書きました。

第2弾記事では、1人でトイレに行くことが難しくトイレ誘導をしていくことになった場合の「出来る出来ない」の見極め方や介助の考え方を書きました。

さて、第3弾は『排泄パターン編』として記事を書いていきたいと思います。

無意識に排泄中心になっている私たちの生活

『排泄中心の生活』と言われると大げさに聞こえるかもしれませんが、多くの人が無意識にそうなっているものです。

朝起きてトイレに行き、出かける前にトイレに行き、昼食前にトイレに行き、休憩中にトイレに行き・・・とまぁそんな感じで、知らず知らずに排泄はパターン化されていることが多くあります。

もちろん、遊びに行っている時やたくさん水分を摂ったときなど、同じような排泄パターンでない日も多くあると思います。

ここで言っている排泄パターンはもっとも日常的な排泄パターンのことで、もっとも多い日常について振り返ってみると、いつもの時間にトイレに行っている人は意外と多いということです。

いつもの時間にトイレに行くことで次の行動が安心して行えるという心理も働いているんでしょうね。

そう考えると、それはもう『排泄中心の生活』でしかないですよね。

排泄がいつも通りに行えることで安心が生まれ、活動しやすくなったりもする。

特に介護が必要な人たちにとっては、排泄の安心はとっても大切です!

排泄のことが心配で何もしたくなくなったりすることも多いですよね。

排泄を済ませてすっきりしてもらえば、その後の行動が生き生きとできるかもです!

排泄中心のケアで生活不活発病ともおさらばです!

※生活不活発病:「動かない」(生活が不活発な)状態が続くことにより、
心身の機能が低下して、「動けなくなる」ことをいいます。廃用症候群。

排尿パターンを考える

排泄はいつ行くのか?

行きたいときに行く!

そのとおりです!

ところが、要介護状態の方にとって排泄は時間がかかったりしんどい行為だったりするので、行きたいときに行くというのは難しかったりします。

介助が必要であればなおさらのことですね。

施設の生活においては、同時多発的にトイレに行きたくなる利用者さんがおられ、介護士さんからは「ちょっと待って」が飛び交う場面があります。

そうなると「早めに行っときゃよかった(+_+)」ってなるんです。。。

尿意・便意がしっかりとしていて、トイレに行きたいという意思表示ができたとしても、トイレに行きたい少し手前でトイレに行っておくほうがいいということです。

安心ですから(^_^)

なので、尿意・便意があったとしても、その人の排泄パターンをつかむということはとても重要なことになってきます。

介助者「そろそろトイレに行っておいたほうがいいですか?」

利用者「行っといたほうがええなぁ!」

そんなふうにして、介助者にも本人にも安心が生まれるはずです。

それに介助する側からすれば、排泄の時間がだいたい決まってくれば、介助者は他の用事をすることもしやすくなります。

それは在宅であっても施設であっても一緒ですね。

施設の介護で考えるべき現実的な排泄ケア

施設では利用者さんが同時多発的にトイレに行きたくなる場面があると書きました。

行きたい時にトイレに行くが理想的なケアですが、そうもいかない介護現場。

人手も限られてますから・・・。

では、どうすればいいか?

やはり大切なのが、排泄パターンをつかむということです。

各利用者様の排泄パターンをつかんでいくなかで朝食後の9時頃に排泄パターンが10人重なっているとしたらどうでしょう?

1人で5人のトイレ誘導をしていればあっという間に9時半なんてこともありえます。

そうなると、10人目は10時です。

いっそのこと10時でよい利用者さんもいると思うんです。

ところが、10時でも問題ない利用者さんを最初にトイレ誘導して、9時であるべき利用者さんを10時にトイレ誘導なんてことも起こってしまいます。

10人それぞれに9時が理想であっても、誰かについては妥協して10時にする等の判断が必要なこともあります。

そこまで決めなくても「そんなこと考えてトイレ誘導してます!」と言ってくる介護士さんがいたりするのですが、介護士さんによって捉えようが違うことって実は多い!

でもって、そんな把握ができていない介護士さんを批判してしまったり・・・。

そんな不毛なやりとりをするぐらいなら、細やかに決めておいたほうがスムーズなケアができます。

施設の介護においては、そういったチーム内での知らず知らずの相違も想定しながら、理想からは少し妥協して現実的に可能な排泄パターンでケアを展開していった方が賢明です。

排泄中心とは書いたものの、排泄ケアで100点を目指すのではなく、80点ぐらいにしておいて介助者の余裕を意図的に作りながら、他のケアを充実させていくことで、総合的な顧客満足度を高めていくという考え方に切り替えていきましょう!

尿意・便意の訴えがない方の排泄パターンのつかみ方

尿意・便意の訴えがない方の排泄パターンのつかみ方について少し書いておきます。

認知症の利用者さんがよく「尿意・便意なし」と捉えられてしまいますが、あれは間違いです。

間違いと分かっていながらアセスメントシートに「尿意・便意なし」と記載されていたりする矛盾に気付いている介護士さんは結構いるんじゃないでしょうか?

認知症の利用者さんの場合「尿意・便意の訴えがない」と書いたほうが適切だと思います。

認知症の方は、尿意・便意を何か得体の知れない違和感としか感じられなくて、その不快感から不穏行動につながったりします。

なので、尿意・便意がないというわけではなくて、尿意・便意をうまく表現できないということになります。

そんなときは、きっといつもと違う様子が見られます。

落ち着きがない、そわそわしている、イライラしている・・・いろんなサインがあるはずです。

そのタイミングでトイレ誘導を試みるなどして、排泄パターンをつかんでいくとよいと思います。

ただし、トイレ誘導も頻回にしてしまうと介助者の首を締めることになります。

トイレに座ったら反射的に出る方もいるからです。

それがその人の排泄パターンと思ったら大間違いです。

基本は最大限に我慢できる間隔で排泄パターンをつかむようにするとよいと思います。

全くサインがわからない場合などは、トイレ誘導の間隔はなるべく空けて、我慢できるだけしてもらえるような排泄パターンから調整をかけていくとよいかもしれません。

それは介護負担の軽減という目的もあります!

排便パターンをつかんで便秘予防とBPSDの軽減につなげる!

排便が出やすいのも『行きたいとき』です。

訴えがない人の場合は、行きたいときを探るということになると思います。

行きたいときの次に便が出やすいのが、朝食後が出やすいと言われています。

ここまで排尿パターンのことを書いてきましたが、施設の介護であれば全利用者のパターンをつかんでいくことは容易ではないので、まずは排便パターンから始めると良いと思います。

排便の場合、便秘になったら緩下剤が処方されたり浣腸が必要となったりして、認知症の方の場合はBPSDを引き起こす原因にもなってしまいます。

※BPSD:認知症の行動・心理症状。暴力・徘徊等の症状。

認知症の方の場合、尿意・便意を「何か得体の知れない違和感」としか感じられないことがあると書きました。

緩下剤を服用すればその違和感が増強されてしまうということなので、そうなるとイライラが増して暴力や徘徊といった行為につながりかねないことは容易に想像できると思います。

だからこそ、排便パターンだけでもつかむということは大きな意味があります。

行きたいタイミングをつかんで、トイレでの自然排便!

ぜひぜひ取り組んでみてください!

まとめ

『排泄パターン』をつかむということで、その人の暮らしが見えてきます。

『排泄パターン」に基づいてケアをすれば、生活全体がうるおいます。

『排泄パターン』に基づいてケアをすれば、健康維持につながります。

いいことばかりですよね(^_^)

ただし、排泄ケアは毎日のことであり、介助者にとっては負担のかかる介護の一つです。

理想を追い過ぎないようにしながら現実的に可能なケアを心がけましょう!

排泄ケアで100点を目指さないケア。

排泄ケア100点⇒80点、その他のケア60点⇒80点といったように、総合的な満足度でQOLの向上を意識すると良いと思います。

※QOL:生活の質。その人らしい生活と捉えるとより分かりやすいと思います。

以上、今回は『排泄パターン』について書いてみました。

排泄ケアについて3回連続で記事を書いてきましたが、いったん「排泄ケア」シリーズは終了します。

 

また、思い立ったら書きたいと思います(^_^;)

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