どうも、朝からNHKでうるうるしてしまった涙腺ゆるゆるのYO-PRINCEです。
今朝、NHKで「すずちゃんののうみそ」という絵本を紹介していました。
そこで感じたことを記事にしたいと思います。
すずちゃんののうみそ
感じたこと『子どもにできれば大人もできる!』
一言で言えば・・・
真正面から向き合えばいいんだな。
純粋な子どもたちが相手だからできたことなのかもしれません。
子どもたちのストレートな疑問から逃げたりせずに、ただただ分かりやすく本当のことを子どもたちに伝えるということをしていけばよいということです。
もちろんそのためには自閉症についての知識がないとできなかったことと思います。
十分な知識があるからこそ、分かりやすく伝えることが出来るんだと思うのです。
やはり、学びは大切です。。。
そして、あとは行動です。
今朝のNHKの番組で絵本に影響を受けたおかあさんの一人がこう言ってました。
「逃げなくていいんだな。」
思ったままの質問は時としてきつくもあり、そこから逃げてしまうようなことが多々あります。
私も同じことを考えていました。
私の場合は、仕事のうえでのこと。
思ったままをぶつけてくる介護士さんに、逃げずにちゃんと応えていってあげることをしていれば意外と分かってくれたりするものです。
逃げていては何もはじまらないということをこの絵本は教えてくれているように感じました。
感じたこと思ったことをもっと純粋に捉えて、もっとシンプルに行動するということが今の時代大切だと感じています。
もっと人を信じて行動すればいいんだと・・・。
純粋に。。。
子どもにできるのなら、大人にだってできる!
認知症だけじゃない利用者さんののうみそ
介護現場にもいろんなのうみそがあります。
利用者さんはアルツハイマー型認知症をはじめ、様々な脳の病気を抱えておられます。
レビー小体型認知症、脳血管型認証、前頭側頭型認知症・・・。
認知症だと思い込んでいたら、知的障害やうつ病等の精神疾患を抱えておられるケースも多々あります。
そしてさまざまな脳疾患を併せ持つ利用者さんも少なくありません。
多様なのうみその理解が必要となっています。
そののうみその理解をしていかないと利用者さんの真の理解にはたどりつきません。
大人とはいえ、子どもでも分かるような分かりやすい説明のほうがきっと理解はしやすい!
例えば、認知症を例にあげますと・・・
以前、子どもたちを対象に行った認知症サポーター養成講座でこんな認知症の話をしたことがあります。
まずはこちらの絵をご覧ください↓
引用元はこちらです↓
認知症の記憶障害を説明する時によく使われる絵です。
元気な脳はどんな情報もイソギンチャクがキャッチしていくんですが、認知症の方の脳は大事な情報でさえキャッチしにくくなってしまう。
このことを子どもたちに教える時、おじゃみを使って教えました。
子どもたちとキャッチボールです(^_^)
まず私がやってみせます!
3人の子どもたちからおじゃみを10個ぐらい一気に投げてもらい全く受けられないという茶番です(^_^;)
おもろいこと大好きな子どもたちののうみそを理解した茶番を入れて、のうみそを柔らかくしておいたわけです。
そうしてひと笑い起きたところで子どもたちにやってみてもらう。
ひとつのおじゃみなら受けられるけど、複数のおじゃみが飛んでくると受けられない。
元気な子どもたちでさえ(^_^;)
だから認知症の方に「これもあれもこれもして・・・」みたないことはとんでもない話ってことになるって教えました。
このとき思ったことは、介護士さんにだってこのぐらいの分かりやすさがあってもいいのかなと思ったんです。
なぜなら介護士さんののうみそもさまざまなわけですから。
ADHDの方だっている介護士さんののうみそ
実は、私ののうみそもどうも人とは違うようで。。。
聞いたことが頭に入っていきにくいということが多々あることに大人になって気づき始めました。
それは、子育てをしていくなかで子どものADHDを疑い調べるなかで気づいたことでした。
※ADHD:注意欠如・多動性障害
集中力がほんと続かないことや、興味のないことにそれがほんとにひどいことや、以前の記事でも書いた読書が苦手なことや・・・
診断を受けたわけではないのでただの私の推測ではありますが、私ののうみそに人とは違う何かがあるんだろうなとは感じているわけです。
そもそも障害の有無に限らず、のうみそは皆違うわけです。
考え方が違うのだって価値観が違うのだって、のうみそが違うから仕方のないことではあります。
いずれにせよ、介護の仕事に限らず、いろんな人がいろんな職につくなかで、いろんな育成の方法が求められていると思っています。
いろんなのうみそに対応できる人材育成システムが求められていると思うのです。
万人に通用するのは、私としては子どもでも分かるような育成ツールではと思っています。
そういう意味では絵本というのは育成ツールとしてもかなり効果があるのではないでしょうか?
実際「すずちゃんののうみそ」も「福祉施設の教材にしたい」との声も多かったようですし。
もちろん絵本に限らず、分かりやすく伝わる方法があれば何でもいいと思っています。
私としてはひとつ大切にしていることが「ユーモア」です。
「笑い」の要素を取り入れた人材育成です。
そのあたりはまたの記事で書きたいと思います。
とにもかくにも、みんなに分かりやすく伝えられるツール、いろいろ試してみると子育ても介護も人材育成も面白くなるんじゃないかなと思います!
まとめ
「すずちゃんののうみそ」は、子ども、親だけでなく、さまざまなチームのなかでそれぞれののうみそを理解し合うツールとしても使えるんじゃないかと感じています。
これは大人になってからずっと思っていることなんですが、子どもたちは人の気持ちを考えながら行動することを学び、学んだことを純粋に行動に移しているのに、大人はどうだろうか・・・ということ。
大人がずるいことをしているから、純粋な子どもたちが侵されてしまうことがとても多い。
すずちゃんの周りの子どもたちは大人から聞いたことを純粋に捉えて、すずちゃんと向き合っています。
そこに、大人がちゃんとしたアプローチをしていたからこそだと思います。
「のうみそ」のことを考えることは私にとってはとても分かりやすいことでした。
自閉症だけではない「のうみそ」をイメージするということ。
大切にしたいなと思っています。
「のうみそ」を大切にできる家庭にしないとな。
「のうみそ」を大切にできる職場にしないとな。
「のうみそ」を大切にできる大人でいないとな。
というわけで、本日「すずちゃんののうみそ」を注文したYO-PRINCEでした。
追記:2019/5/2、絵本届きました!
「のうみそ」のことがわかりやすく説明してありました。優しい絵から子どもたちの純粋に生きる姿が伝わってきて、偏見なく助け合って生きることを大人はもっと学ばなきゃなって感じました。