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睡眠リズムと遠慮とオムツに配慮した多面的ケア【夜間排泄編】


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どうも、夜は一度もトイレに行かないYO-PRINCEです。

 

排泄ケアはやっぱり奥が深い。。。

 

先日こんなツイートをしました。

 

まぁこれは介護現場ではよくあることで、夜間の排泄ケアは実は奥が深い・・・。

 

以前この記事でも書きましたが、このツイートのように「私ならこうしてほしい」で始まるケアはあまりよろしくありません。

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夜間の排泄ケアをどうするかは結局はアセスメントです。

 

この記事では、トイレに行けない利用者さんの場合の夜間のオムツ交換(排尿のみ)について考えていきます。

 

そのアセスメントのポイントと対応の仕方について、ここにまとめておきたいと思います。

 

 

尿意の有無を尿意の訴えの有無と捉える

まず、これは夜間に限らずのことですが、尿意があるかどうかを考えます。

 

これは排泄ケアを考えるうえで当たり前のことですね。

 

「尿意の有無」という表現は介護ではよく使われるんですが、ここでは「尿意の訴えの有無」としたいと思います。

 

尿意の有無と尿意訴えの有無では意味合いが違います。

 

これについては以前の記事で書いているのでこちらをご覧ください↓

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尿意があっても認知症によって「排尿が出た」ことがうまく表現できない場合は、尿意はあるけど訴えはないということになります。

 

というわけで、尿意はあるけど訴えが出来るか出来ないかで考えたほうがよいので、尿意の訴えの有無で考えていきたいと思います。

 

尿意の訴えが出来る場合

尿意があって訴え出来る場合は、「オムツ替えてください」と訴えがあった時にオムツ交換することになると思います。

 

ところが、時として遠慮等から訴えをできるのにされないというケースがあります。

 

このことをまずは知っておいたほうがよいと思います。

 

そういう利用者さんは2回目のパッドへの排尿で「替えてほしい」と言われたり、自分で交換頻度をコントロールされることがあります。

 

そんな場合は、ある介護士さんは巡視時にその方が目を開けておられたら声をかけてそっと交換していたりします。

 

「遠慮」という目には見えないサインを観察してみることも必要な場合があるということです。

 

とはいえ、介護士さんに少しでも迷惑をかけたくないというのも利用者さんの大切な思いであったりもします。

 

今は吸収性・吸収量の良いパッドも増えているので、パッドの検討も視野に入れ、利用者さんの「遠慮」というニーズに応えたケアを選択する場合もあると思います。

 

ところが、その「遠慮」が排尿の我慢につながっている場合は注意が必要です。

 

その場合は、定期的に行うオムツ交換の頻度を増やしてあげて我慢せずに排泄できるようにしてあげると良いと思います。

 

尿意の訴えが出来ない場合

尿意の訴えが出来ない場合は、まずは訴えが出来ない代わりのサインがないかを確認します。

 

例えば、良くあるのが・・・

 

・声が出る

・起き上がっている

・目が開いている

 

そんなときにオムツ交換をやってみるということが介護現場では行われています。

 

そうやって排泄パターンをつかんでいきます。

 

次に、サインが分からない利用者さんの場合はというと、定期的にオムツ交換をし排尿パターンを探っていくことになるのですが、二通りのやり方があります。

 

定期的なオムツ交換を最初多めにして失禁がない時間を減らしていくやり方と、最初少なめにして尿量が多い時間の前に交換を増やしていくやり方があります。

 

睡眠の妨げにならないか等の問題もあるので、これは利用者さんによってやり方を変えていく必要があると思います。

 

睡眠リズムと排泄リズムに配慮した…もはや認知症ケア

では、ここで冒頭ツイートに戻ります。

 

冒頭ツイートのように「私やったら何回も見られるんイヤやわ~」という理由で交換頻度を減らそうとする意見が出てくる場合で考えてみます。

 

そうした意見を出される介護士さんは、おそらく・・・

 

・毎回この時間は失禁がない。または少ない。

・毎回オムツ交換に抵抗がある。

・毎回寝ているところを起こすのは申し訳ない。

・純粋にその時間忙しい!

 

そんなところだと思います。

 

実はこのツイートは、そうした発言自体を責めているわけではなくって、そうした発言に同調してしまうような心理が働く集団心理を危惧してのツイートなんです。

 

介護現場は忙しいですから、こうした意見が出てきて当然だったりもします。

 

上記のどの理由であっても、交換頻度を減らした場合に起こりうるリスクにも目を向けた検討はあるべきだということが一番言いたいことなんです。

 

そこには認知症ならではのリスクが隠れていることが多いです。

 

それが、衣類までの汚染であったり、ベッドからの転落ということです。

 

これまでの定期交換で問題がなく、交換頻度を減らせる可能性があったとしても、その時間交換をしないことでその人の過ごし方が大きく変わるということにこそ注目しなければいけません。

 

これまではその交換を減らした時間に一度起きてもらっていたわけで睡眠パターンも変わってくるわけですから、それが排尿パターンにも影響しうるということになります。

 

睡眠のリズムとともに排泄のリズムが崩れてくるということが起こり得ます。

 

これまでの交換頻度がちょうどその利用者さんには睡眠・排泄のリズムが合っていて、何の排尿サインも出さずに済んでいただけだったということがあります。

 

で、リズムが変わって排泄のサインを出さざるを得なくなったとしたらどうでしょう?

 

気持ち悪くてパッドを触ってしまってパッドがずれて衣類汚染だとか、気持ち悪さから訳も分からず動いてしまってベッドから転落なんてことが起こりうるということです。

 

ちゃんと日頃から観察している介護士さんは、この利用者さんのケアが変わったときに起こりうるリスクが予測できたりします。

 

もちろん誰も予測できないこともあります。

 

これはもう、排泄ケアというより認知症ケアということになりますね。

 

一番この冒頭ツイートで言いたかったことはこのことなのです。

 

尿量や尿の出方等の排尿の特徴を知ったらオムツマンに頼る

当然のことながら快適なオムツであることが望ましいと言えます。

 

・オムツのサイズが合っている

・おむつの当て方が正しい

 

この二つは夜間を快適に過ごしてもらうための大前提となります。

 

サイズの合ったオムツを、ズレのないように正しく当てます。

 

よくやりがちなのがピタッときつめに当てたほうが漏れないと思って当ててしまうと不快感につながったり、吸収性を落としてしまうことがあるので注意が必要です。

 

パッドの当て方もそれぞれのオムツとパッドの特徴を確認しながら当てる必要があるので分からない場合は各メーカーのホームページ等で確認された方がよいと思います。

 

では、その方に合ったオムツということなので、その方の排尿の特徴をまずは知る必要があります。

 

それは尿量と尿の出方です。

 

尿量についてはパッドに吸収している尿量を定期的に測定するということをすると確実です。

 

尿量を把握したうえで、その尿量に応じたパッドを使うことになります。

 

ちなみにパッドの総吸収量というのは、マックスの吸収量で実際の吸収量は6~7割と考えるとよいようです。

 

なので、測定した尿量が600㏄なら、総吸収量1000㏄ぐらいのパッドを使うとちょうどよいことになりますね。

 

あとは、尿の出方についてですが、勢いよく排尿のある方の場合スピード吸収タイプのパッドもあります。

 

尿の出方の確認は実際の排尿時を確認しないと把握しにくいところですが、尿量の割に尿漏れがあるといったような場合はスピード吸収タイプのパッドを試してみるのもよいかもしれません。

 

あとは、より快適にオムツを使ってもらおうと思えば、吸収性や通気性の高いオムツやパッドを選ぶと良いと思います。

 

とにもかくにもオムツのことなら、各メーカーに聞くよりこちらのサイトを使ってもらった方が早いです!

omutsuman.work

 

さらには、オムケツが合ったオムツを教えてくれるみたいです!

使ってみましたが、いろんなタイプの方に合ったオムツが検索できます!


【医療・介護職にオススメ】【30秒でわかる】オムツマンの4つの質問に答えると最適なオムツと尿とりパッドを教えてくれた「オムケツ」

 

最後に・・・

 

気を付けなければいけないのは、これだけ高品質のオムツがあるので、冒頭ツイートのような介護士さんは増えてくる可能性があります(-_-;)

 

安易にそんな使い方をしてしまうとオムツマン先生も泣いてしまわれます(^_^;)

 

涙を吸収せんなんことになります・・・。

 

以上、快適に過ごせるためのオムツ選びはとても重要なのですが、何よりその方をよく知って、その方に合ったオムツを選べるようにすることがとても大切ですし、オムツを使わなくても良いのであればそれに越したことはありません。

 

夜間の場合は睡眠も大切になってきますので、頑張りすぎないように排泄ケアを考えてもらえたらと思います。

 

まとめ

以上、夜間の排泄ケア(オムツ交換)についてまとめてみました。

 

尿意の訴えがあっても、利用者さんには「遠慮」が働く場合もあり、訴え時のみに交換をすればいいわけではないケースもあるので、ちゃんとアセスメントする必要があります。

 

尿意の訴えがない場合は、認知症ケアの側面が強くなります。

 

睡眠リズムや排泄リズムを総合的に捉えて、リスクマネジメントもしっかりと行いながら、多面的に捉えたケアを考えましょう!

 

もちろん適したオムツの活用も大切ですので、正しいオムツの使い方を知りながら、オムツマンの力も借りながら、その方に適したオムツやパッドを選んでいきましょう!

 

ちなみに、今回の記事はあくまでオムツ交換が必要な方を想定していますが、可能なのであればトイレでの排泄は考えるべきであり、排泄ケアのその他の記事を参考にしてもらえたらと思います。

 

 

排泄ケアシリーズ↓

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