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価値観のズレが起こす介護現場の組織内地震!その実態と対策とは?


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どうも、YO-PRINCEです。

これは介護だけじゃないんですけど、組織のなかで職員間の考え方や価値観の「ズレ」ってどうしてもありますよね。

この「ズレ」をほおっておくと、知らず知らずに「ズレ」が大きくなってしまって組織の崩壊につながってしまうことがあります。

まさに地震のメカニズムと似ているなと思います。

プレートの「ズレ」がどんどん大きくなって、「ズレ」を保てなくなったときに「ドン!」と地震が起こるのです。

今回は組織に起こる「ズレ」について書きたいと思います。

介護現場で起こる価値観や思考の「ズレ」とは?

介護という仕事は、千差万別の「生活」が対象なので当然のことながら価値観は様々です。

職員それぞれにゆずれない価値観を持っていたりします。

食べるときはテレビは消すもんでしょ!

風呂あがったらまずパンツからはくんが常識!

自分自身の生活の中での常識をもとにゆずれない価値観が介護にぶつかってきます。

どちらも一見当たり前のように見えますが、中には逆にこだわりのない職員もいるもので・・・

食べるときのテレビなんかどっちでもええやん。。。

風呂あがったら私は上から隠すけど・・・人それぞれちゃう?

こだわりがない職員は黙り込んでしまうことも多いもので、介護がこだわりのある職員によって狭まっていくことに息苦しさを感じたりしてしまいます。

生活観=介護観とはならない

人の生活はそれぞれで、他人事なので所詮人がどんな生活をしていようが「人は人」で済む話です。

ところが、チームで介護をしようとなったときに、それぞれ持っている生活観とは真逆のことをしていたりするのが現実です。

例えば、前述のテレビを見ながらの食事で言えば、多くの人が自分の生活のなかではテレビを見ながら食事をしているにも関わらず、介護場面では当たり前のように食事中はテレビが消されたりすることがあります。

※過去にこんな記事を書いています。参考までにご覧ください。

なぜなんでしょう?

それは、介護現場においては、他人同士が集団で生活する以上何らかのルールが必要になってくることや、それぞれの利用者さんが抱える病気や障害から考えてリスクが生じるといったことが原因と思われます。

では、そういったことを考慮して育った介護観と、シンプルに生活観をそのままの介護観とどちらが正しいんでしょうか?

残念ながら、そこに答えを出せる人はいないと思います。

その人が望む暮らしを支援することが介護の本質なので、そこに向かうことのできる条件が整っていれば向かえばいいでしょうし、それが無理な状況があるならどうしようもないと思います。

そんなことは職員それぞれにホントは分かっていながらも、それでも納得できなかったりして介護観の「ズレ」が大きくなっていっちゃう・・・。

これまた仕方ないことです。

まさに地震を生むプレートの「ズレ」と似ています。

どうしようもない「ズレ」はやがて人間関係の悪化につながり目標を見失っていきます。

そして、組織の崩壊・・・集団退職・・・といった「大地震」を生んでしまうのです。

直下型地震タイプ

では、地震のタイプに例えて介護現場に起こる「ズレ」を見ていきたいと思います。

まず直下型地震タイプ。

直下型地震とは、プレート内部で岩盤のひずみが起こった結果、「活断層」と呼ばれる地盤のズレが発生したことよっておこる地震です。

地表に近いところで起こるので激しい揺れが前触れなく起こります。

阪神・淡路大震災が、この直下型地震です。

介護現場で起こる直下型地震タイプは、こんな感じです。

前述の風呂上りのパンツを例にあげると説明したいと思います。

風呂上りにAさんいっつもシャツから着せてはんねん!

えっ!?そうなん?パンツからに決まってるやん!

そやろ?何考えてるか分からへんわ~!

・・・こんな感じで一部で風呂上りはパンツからはくということが常識となっていき、それ以外の職員は非常識というレッテルが貼られていきます。

レッテルが貼られてしまった職員はそのことに気付き始めて、他の職員に相談します。

そうやって派閥のようなものができていくわけです。

その派閥は一気に人間関係に亀裂を生んでしまうことがあります。

日々の業務に大きく影響してしまう人間関係の亀裂はまさに直下型地震です。

介護の仕事は特に人間関係の影響を受けやすい仕事なので、大激震なわけです。

海溝型地震タイプ

陸のプレートに海のプレートが沈みこんでいき、陸のプレートが元に戻ろうとして広範囲で大きな揺れを引き起こし、津波を引き起こすこともあります。

これが海溝型地震です。

東日本大震災がこれに当たります。

介護現場での海溝型地震がこんな感じです。

同じく風呂上りのパンツで考えますと・・・

うちのAさんな、風呂上りにシャツから着せはんねん!

え?あんたとこどうなっとん?

B事業所のAさん、風呂上りにわざとパンツを後にはかせてんらしいで~

わざとそんなことしてんか!?

自分の部署では言わずに、他の部署の職員に言いふらす感じですね。

他の部署の職員は、その部署の事情など知らないので、その人のフィルターを通してしから伝わっていかないので厄介です。

なんなら、話がすり替わっていくことも多いものです。

尾びれ背びれがついていたりすることも多々あり、これは噂のようにして広がっていきます。

※噂についてはこんな記事を書いています。参考までにご覧ください。

近くで地震が起こっているでのはなく、少し離れたところで起こっているのですが、広範囲に影響するので厄介なのと、後から噂が津波のようにして被害を拡大させることがあります。

 

組織内地震のメカニズムを知れば対策は可能?

直下型地震タイプも海溝型地震タイプも、原因は価値観の「ズレ」です。

本当の地震で言えば、どこに地震を起こす可能性が高い断層があるかを知っておくことはとても大切なことです。

自然現象なので起こること自体は防ぎようがないですが、対策をとることが可能です。

組織内での地震の場合も、どこで「ズレ」が生じているかを知っておくことは有効な対策ですし、その「ズレ」は人為的なものなので「ズレ」を小さくしたり無くしたりすることは可能です。

では、どのようにしていけばいいかと言うと、まずは組織の中で「価値観の相違が当たり前」という風土を作っていくことしかないと思います。

そもそも介護という仕事がそれぞれに違う生活を支援していく仕事なので、これ自体は意外と簡単かと思います。

そして、次に職員間の価値観のズレが起こりうるところを知っておいて、常にそこにアンテナをはっておくとよいと思います。

これは管理者やリーダーの役割だと思いますが、メンバーが日々の組織内の「ズレ」について声を上げやすいように、「価値観を理解し合うこと」をしっかりと組織の理念に置いて、管理者やリーダーのほうからメンバーに「ズレ」がないかを問いかけるような姿勢をつくるなどして風通しをよくしておくことが大事です。

そして、「ズレ」を把握したら、出来る限り早めに、どんな方法でもいいので価値観の共有に動き出すこと。

そのうえで、一つ方向性を決める必要があるのであれば、その方向性に決めた根拠を明確にし、違う価値観を持った職員の価値観への配慮もしながら、「とりあえずやってみよう!」でチームを動かしていくことで、「ズレ」は小さくなるはずです。

組織内地震の「ズレ」は人為的なものとはいえ、地震のプレート同様にかなりの圧力を持っています。

なかなか難しいことですが、第一歩として以下の二つだけでもやってみてください。

きっかけにはなるはずです!

①価値観の「ズレ」がどこで起きているかを知ろうとする

②価値観の「ズレ」を理解し合う機会をつくる

まとめ

多くの介護現場で起きている大地震。

集団退職でつぶれる施設も増えてきているようです。

そうした問題は経営のもっと根本的なところに問題があったりするものですが、介護現場でできることもあるものです。

管理者やリーダー層でできることだけでなく、一職員きっかけで組織が変わることだってあります。

素朴な疑問をぶつけてみると誰も黙り込んでしまうようなことってありますよね?

お風呂上りのパンツの話であれば・・・

シャツから着たい人はどうしたらいいんですか?

そんな一言で組織は変わっていくことがありますし、それで「ズレ」を止められることだってあります。

地震の被害が相次ぐ日本。

できることはないものか・・・。

私としては、せめて組織内地震での被害者が出ないような組織作りをしていきたいなと思っています。

 

 

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