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介護施設での私物の取扱いについて【カバンで自立支援を考える】

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どうも、ヨウ-P(@s_y_prince)ことYO-PRINCEです!
いろんな切り口からカイゴのヒントをお届けしています!

今回は介護施設での利用者さんの私物の取扱いについて書きたいと思います。

かなりターゲットを絞ってカバンについてのみ考えていきます。

主には通所サービスを想定していますが、カバンを大切にしている利用者さんであれば入所施設でも当てはまることは多いかと思います。

カバンで自立支援を考えるというマニアックな記事ですが最後までお付き合いくださいませ(^_^;)

認知症の方が使うカバンは二個必要!?

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まず、認知症の方が使うカバンについてのツイートをご覧ください↓

あれ?
わしのカバンどこいった??

これですわ(^_^;)
カバン変わったんですよ!

いや!
これやない(ー_ー)!!

これは介護あるあるかと思います(^_^;)

せっかく慣れてきたカバンが突然新しいカバンに変わっていて一番慌てるのは職員だったりします(^_^;)

案の定、利用者さんは混乱するという…。

多くの場合は、利用者さんも新しいカバンに慣れていかれるんですけど、慣れるまでが面倒な状況になるんですよね…。

新しいカバンを自分のカバンとなかなか認識できないのは認知症なので仕方のないことです。

認識できないこと以上に厄介なのが周囲から説得されてしまうということ…。

新しいカバンに変わったんですよ!

そんなもん買った覚えがない!
わしのやないで!

いやいや(-_-;)
家族さんがねー!
用意してくれたんですわ!

こういった関わりは認知症の方にとってストレスになることがあります。

認知症を進行させてしまったり、BPSDを引き起こしかねないのです…。

※BPSD:認知症の行動・心理症状。環境因子の影響を受けて現れる徘徊や暴力等の症状のこと。

自分のカバンであることが分かっていれば、自分でカバンを探し、自分でカバンを持って、自分でカバンを管理することができます

どれだけステキなカバンでも、認知症の方にとっては自分のカバンと認識できないことで途端にそれらができなくなるわけです。

自立を奪ってしまうわけです…。

そうした面倒なことを避けるためには、最初から二つ同じカバンを買っておくか、代わりがすぐ見つかるようなカバンを用意することが賢明です。

どうしてもこれじゃないといけない!っていうお気に入りのカバンが使えなくなったときはどうしたらいいんですか?

ありますよね…(^_^;)

そんなときは、本人のものだと分かるようなキーホルダーなどをつけておくといいと思います。

孫の写真入れのキーホルダーなんていいかもですね!

お気に入りのカバンが使えなくなったときのために、お気に入りになるようなキーホルダーを今のうちからつけておきましょう!

うまくいく・・・かもです(^_^;)

杖歩行の方が使うオススメのカバン

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さて、次は杖歩行の方が使うカバンについてです↓

杖歩行の方でも自分でカバンは持ちたい方はおられます。

ただ、手さげカバンを片手に持って杖歩行されている方を見ていると、ちょっと心配になります。

カバン持ちましょうか??

自分で持つで大丈夫や!

介護現場ではよくあるやりとりではないでしょうか(^_^;)

このツイートは、デイの利用者さんを観察していた思ったことなんですけど、それぞれに利用者さんは工夫されているんですよね!

両手に杖を持って歩かれる利用者さんはリュックサックを使用されていました。

常に身近にカバンを持っておきたい利用者さんはショルダーバッグを使用されていました。

自分でカバンを持てるだけでなく、近くにカバンを置いておきたい方はショルダーバッグは便利かもしれませんね!

イスにかけておいたりもできますし!

自分で持ち運べ管理もできるカバンを選べば、まさにそれだけで自立支援なわけです!

他人のカバンは勝手に触らない!

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カバンのツイートシリーズの最後はこちらです↓

介護現場では、勝手に利用者さんのカバンの中身を確認してしまうようなことがよく起こります。

認知症だから分からないし、いいんじゃないんですか??

業務の都合上、そっと利用者さんのカバンを確認してしまうことは確かにあるかもしれませんが、こういう意識を当たり前にしてしまうと思わぬ落とし穴があります。

あの職員さんが私の服盗ったんや!

認知症の方が、たまたま自分のカバンを勝手に見ていた職員の姿を見かけて物盗られ妄想につながってしまうようなことが起こりえます。

それだけではありません…。

カバンの中の物を勝手に職員が触ってしまうことを当たり前のしていると、利用者さんのなかでもそれが当たり前となってしまうことがあります。

というのは、自分のカバンを触られることに特に嫌悪感を抱かない方も多いからです。

介護の関係って、利用者さんは受け身になりがちなので、そういうもんだって思ってしまうんでしょうね…。

となると、職員に全部おまかせっていう風潮が出来上がってしまうことがあります。

自分でカバンを管理している利用者さんが他の利用者さんからこんなことを言われてしまったり…。

職員さんが全部してくれてやから任しておいたらええんやで!

上げ膳据え膳の風土のできあがりです(-_-;)

これはカバンの取扱いについでだけのことではないんですが、利用者さんの私物を職員が勝手に扱ってしまうことは、利用者さんの自立の意識をも奪ってしまいかねないわけです。

勿論、利用者さんの中にはすべてを職員にゆだねなければできない方もおられます。

それでも、その利用者さんの私物であるという意識を持って接することを当たり前としておくべきです。

カバン確認させてもらっていいですか?

そう、声をかけ続けます。

そうしているうちに、その利用者さんとの間に信頼関係が生まれるはずです。

これは、介護の仕事でなければ当たり前のやりとりですよね。

勝手に他人の物を触らないということは、認知症のBPSDの出現を防ぐだけでなく、利用者さんとの信頼関係構築につながり、自分の物が自分で管理するという当たり前の感覚を奪わないということなんです。

まさに、これもまた自立支援なわけです!

ちなみに、過剰にカバンへの意識が強い方の場合は、どう声をかけてもカバンを触らせてもらえないといったケースもあります。

どんな工夫をしてもどうにもならない場合には、そっとカバンを確認する必要があるかもしれません…。

そんな例外がどうしても存在するのが介護の難しいところではありますが、原則どうあるべきかという軸をしっかり持つという大前提は絶対に必要です!

この原則が何かと言うと、介護保険制度の目的である「自立支援」や「尊厳の保持」なわけです。

カバンの取扱い一つとっても、法令遵守が大前提にあるわけです!

 

まとめ

というわけで、「介護×カバン」というマニアックな記事を書きあげてみました。

介護が必要になってくると、どうしてもプライベートが守られなくなっていくんですよね。

部屋なんてプライベートないですもんね…。

施設に入所すれば夜間は定期的な巡視があったりするわけですから。

そんな生活のなかで、どれだけプライバシーが守れるかってすごく難しいことなんです。

難しいことだからこそ、たかがカバンかもしれないですが真剣に考えたいわけです。

これからの時代、利用者さんのカバンへの意識は高まっていくと思います。

携帯電話や財布、手帳…いろんな私物をカバンに入れて持ってこられる時代が来るのではと感じています。

その頃には、この記事はきっと化石と化していることでしょう…。

カバンが自立支援の重要なキーワードとなる日がもうそこまで来ています!

 

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