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『カイゴのヒントをお届けします!』

ーおすすめ記事その1ー

 

プロは介護を怖がっている!デイの送迎業務から考えるプロ意識

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どうも、YO-PRINCEです。

今回解説するツイートはこちらです↓

デイサービスの送迎というのは実はかなり高度なことをしているのですが、送迎要員が不足していると他事業所に応援を頼んだりして送迎に行ってくれることがあります。

送迎に行ってくれる職員のタイプは大きく分けて二通り。

めちゃくちゃフットワークのいい職員さんめちゃくちゃ不安がる職員さん

どちらの職員さんがいいんでしょうね??

デイの送迎は極めて高度な介護業務だ!

デイの送迎って迎えに行って送るだけのように思われがちですが、実は違うんですよね。

デイの送迎は介護士なら誰でもできるわけじゃないんです。

特に初めての利用者の初めての家に送迎に行くのは、どんなベテランでも慎重になるべきです。

利用者のことを知らないで介助する

利用者の性格もADLも背格好も知らない利用者の送迎というのは、どれだけ介護経験があっても不安なものです。

特養や老健等の入所施設であっても、初めて来られた時にいきなり介助などしないと思います。

まずはいろいろ探るアセスメントから始めますよね。

デイの新規の利用者の場合は、できるだけ初回面接に行った生活相談員が初めての送迎に行くことが理想だと思います。

他のデイ職員はその方のことを知らないですもんね(^_^;)

それを応援の職員が初めて出会って、いきなり介助するというのはそれだけでもかなり高度です・・・。

家を知らないで介助する

その方を知らないうえに、家がどんな家かを知らないわけです。

家の前がどんな状態か?

送り出しの家族はどんな人でどこまでしてくれるのか?

場合によっては、家の中の介助をすることもあります。

入所施設だと、職員の知り尽くした環境下で介助するのでその点はかなり介助を楽にしてくれます。

デイの送迎は、完全にアウェイですよね・・・。

入所施設はバリアフリーだけど、家はバリアアリーです。

そこへ応援の職員が初めて出会って、初めての場所で、いきなり介助するわけですから、ますます高度ですよね・・・。

車の乗り降りを介助する

入所施設であれば、バリアフリーのなかで介助をします。

平坦な廊下を移動してもらいます。

ところが、車の乗り降りはキャラバンやハイエースのような大きな送迎車への乗り降りなら階段を上り下りするような介助をしなければいけないわけです。

何も知らずにいきなり階段昇降なんて普通は怖いものです。

だって、途中で膝折れがあることもありますし・・・。

応援の職員が初めて出会って初めての場所で、いきなり階段昇降の介助をするわけです!

怖いと思ったほうがいいですよね(^_^;)

人手不足でもプロ意識は忘れない!

送迎が怖いからって応援職員に送迎行ってもらえなかったらどうやって回すんだ!?

現実的にはそんなことになるでしょう・・・(-_-;)

送迎しないとデイは営業できないですから・・・。

ですが、リスク管理が問われるこの時代に、安易に応援職員にデイの送迎に行かしてしまうのは極力止めるべきだということは抑えておいてほしいものです。

理由は前述のとおりです。

プロとして、断る勇気があるべきなのが本来のあり方です。

福祉職の人たちは全般的に優しい人が多いので、何でも手伝ってあげるとなってしまいがちですが、それはプロ意識に欠けることだと思うようにした方がいいと思います。

それだけ専門性の高い仕事をしているという誇りを持つことが、今介護士に求められています。

どれだけベテランの介護士でも、その利用者を良く知る介護士には勝てないこと多々あります。

その人を知るということがどれだけ大切なことか!

プロの介護士はそのことを知っています。

なので、送迎業務の人手が足りないとしても、安易に受け入れるようなことだけはしないでほしいと思います。

最低限・・・、ゴネてください(ー_ー)!!

送迎の応援を頼まれた時の情報収集のポイント

とりあえずゴネることが出来た方がだけ読んでください(ー_ー)!!

送迎の情報収集のポイントは以下の通りです。

送り出しの家族がおられるかどうか

まずこれは最重要ポイントです。

一人暮らしの場合だと、介助すべきことが増えますし、リスクも当然増えます。

家族がおられたら、家族から引き渡されたところからだけでいいので、介助すべき部分がかなり減りますし、何より楽です。

家の外まで家族と一緒に出てきてですか?玄関前で待ってたらいいですか?

こんな感じで確認しましょう。

ちなみに、家族がいても老々介護だと、家族にしてもらえることがそれほど期待できないケースもあるので、家族がいるからと言って安心できないケースもあることを知っておきましょう!

一人暮らしの場合は、以下の確認事項で確認すべきことが増えると思っておいたほうがいいですね。

あとは、ヘルパーの送り出しがある場合もあるので、ヘルパーのおられる時間帯を確認しておく方がよいと思います。

どこからどこまで何をするか

家族に限らず、送り出しがヘルパーの場合でも、どこまで家族やヘルパーがしてくれるかを聞きます。

そして、添乗員としてどこからどこまで何をするかを確認します。

家族がおられない場合も、どこからどこまで対応すればいいかを確認するのは同様です。

家の外で待っていればいいのか、家の中まで入られなければいけないのか等も確認しましょう。

一人暮らしだと鍵をかけるか等の確認も必要です。

デイの送迎の基本はDoor to Doorなので、玄関からであり玄関まででよいこととなっていますが、平成30年の介護報酬改定で30分以内の居宅内介助をデイが行うことが認められているので、家の中の介助もしなければいけないケースもあると思います。

これは制度上初めて認められたのではあるのですが、福祉職の優しさゆえに、当たり前のようにこれまでから居宅内介助をしてしまっていた実態があります(-_-;)

おそらく未だに居宅内介助を無償でしているケースは多いのではないでしょうか??

少し余談でした・・・。

車イス等の移動補助具の確認

移動手段は当然大事です。

本人持ち(レンタル含む)があるかどうか、事業所から持っていく必要があるのかを確認します。

そして、自宅での移動方法を確認します。

これもどこからどこまでどのようにというあたりを確認します。

 施設とは違って平地ではない場所での移動なので、リスクが高まります。

とはいえ、その方の家なのでリスクがあろうが当たり前に生活されている空間です。

こちらが危ないと思っていても全く危なくないことだってあります。

そんな環境下でどんな道具を使ってどんなふうに移動されてどこまで手伝うのかというあたりはとっても大事な確認事項です!

あともう一つ付け加えるとすれば、送迎車への乗車方法の確認ですね。

リフトでの乗車なのか、横から乗車してどの座席が望ましいのかというあたりを確認しておきましょう。

家の屋内外の環境を確認

まずは、専門職としての感覚でリスクの高い場所がないかを確認します。

家の中の段差や、家の外の段差や坂などなど。

危ないと思われる環境を確認するとともに、どんな場所をどのように移動するのかを確認しましょう。

そしてそのうえで、危ないと思っていてもその方にとっては意外と問題ないんだよというあたりも確認しておきます。

家という場所は、その方が毎日当たり前に暮らしてきた場所で、どれだけ危なくてもその方にとっては危なくないことがあるんです。

そんな環境を前に過剰に手伝ってしまうことはその方に対して失礼でもありますし、逆に危険にさらしてしまうことになるかもしれません。

家の屋内外の環境確認については、ある程度の知識と経験が必要かと思います。

在宅サービスの経験がある職員ならイメージしやすいかもしれませんが、その経験がない職員の場合はいくらベテラン職員でもイメージすることが難しいかもしれません。

その他注意点を確認

まずはここまでを実際にどんなふうに確認するかを言語化すると・・・

家は家族か誰かはおられますか?
こちらがどこまですればいいですか?
車イスか何か用意するものはありますか?
送迎車の乗り降りはどうすればいいですか?
家の環境で知っておいたほうがいいことはありますか?

こんな感じで聞いておきます。

そして、最後に・・・

他に知っておくべきことありますか?

ダメ押しで聞いておきましょう!

これは、自分の身を守る意味でも必要なことだと思っています。

伝える側の職員が全てを網羅して伝えてくれるかというと、何か漏れていたりすることがあります。

報連相が大事とよく言われますが、報連相に加えて「確」が大事と言われることがあります。

「確認」のことですね。

受け身ではなくて、こちらから情報を拾って確認していくことも大切なことです。

何度も言いますが、利用者を守るだけでなく、自分の身を守るためにも・・・。

全くその方を知らずに、家も知らずに送迎に行くということはかなり高度なことです。

仮にその方のことを知っていたとしても、家に行ったことないということだけで不安に感じることがあります。

送迎業務は、不安や怖さがあってちょうどいいと捉えるべきなのです。

送迎に限らずプロ意識に必要なのは「恐怖心」

今一度、冒頭ツイートを見てみましょう。

知識や経験をもとに、何でもサクサクとこなしてしまう人はスゴイなって思いますが、それはプロ意識とは違います。

介護というのは、利用者さんのことをじっくり時間をかけてアセスメントしたうえで、介護のあり方に修正をかけながら行っていくものです。

施設での介護なら、急遽応援に入った職員は他の職員に分からないことを都度聞きながら介護をするはずです。

分からないのに適当に何とかしてしまうのがプロではないですよね。

では、送迎はどうでしょうか?

送迎に応援に入るときは、きっと聞ける相手はいないはずです。

今から送迎に行く相手が初めての利用者で初めての家で分からないことがあったときにどうしますか?

聞ける相手はいないです・・・。

何度も言いますが、分からないのに何とかするのがプロではないんです。

分からないなら断れるのが本当のプロなのです。

なぜなら、相手のことを分からないのに介護をするのが怖いからです。

何かあった時に責任取れないからです。

介護のプロ意識に必要なのは「恐怖心」だと思います。

「怖い」と言える勇気って必要なんです。

そのうえで、人がいなくてどうしようもないときにどうするかを考えて行動しましょう。

きっと人材不足の介護現場ではどうにかしないと仕方ないことってあると思います。

そんなときに送迎の応援を頼まれたとしたら、本来断るべき業務であるという前提で、この記事書いたような確認作業を行ってください。

それでもなお不安なはずです。

在宅介護って本当にいろいろですから・・・。

予期せぬことが起きたりもしますから・・・。

送迎中のことはすぐに相談できる相手もおらず、それでも何とか対処しないといけないわけですから・・・。

なので、この記事にあるような確認作業だけでなく、不安が消えるまで確認作業をされた方がよいと思います!

まとめ

介護のプロ意識の根底には、どんな介護も「恐怖心」があるべきと考えています。

初めての利用者の介護なんかは、「恐怖心」があるからこそ慎重になれるし、ちゃんとアセスメントができるものです。

それに何とかせざるを得ないような状況の多い介護現場では、ほんとはリスクを伴うけどやってしまっている場面というのが多くあります。

慣れてしまって怖いとも思えない場面がたくさんあるのです。

そのなかでも私が特に気を付けているのが送迎業務なのです。

この記事には書いていませんが、運転だって高度な業務なんですよ!

どうも送迎は誰でもできるような傾向があり、大きな送迎車で一人で運転して送迎に出向くことも多々あるんです。

このことについてはこちらの記事を参考にしてください↓

とにもかくにも、送迎業務というものは本当はかなり高度で、かなり注意が必要で、かなりリスクの高い介護業務なのです。

ましてや、会ったこともない利用者で、行ったこともない家に出向いて、その場で介助をするわけですから・・・。

応援を頼まれて、それが当たり前になる前に、まず「怖い」と思ってください。

プロ意識をもってこう言いましょう!

怖いです!

 

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