どうも、YO-PRINCEです。
今日は、こちらのツイートの解説をします。
職場の夏祭りで盆躍り
— YO-PRINCE👑 (@s_y_prince) 2019年8月4日
なかなか輪ができないけど内心踊りたい人はいる
司会一人じゃ限界あるからノリのいい職員や利用者の力を借りる
最初は一人二人…いつしか大きな輪ができる
何かするときファーストペンギンの力を借りたいしファーストペンギンでありたい🐧#介護にまつわる小さな引き出し
毎年、職場の夏祭りで盆踊りをするのですが、毎回思うんですよね・・・。
最初の1人って恥ずかしいよな・・・。
最初の1人になってくれる人はそうそういないから、そう仕向けるしかないんです。
そういった場面は夏祭りの盆踊りに限らず、いろんな場面であると思います。
介護現場でファーストペンギンの力を借りたい時何が必要なのでしょうか?
ファーストペンギンが現われるようにするにはどうしたらよいのでしょうか?
ファーストペンギンの力を借りて介護現場を良くするために必要なことをまとめておきたいと思います。
- ファーストペンギンとは?
- 勝つのはファーストペンギンなのか?
- 盆踊りファーストペンギン大作戦!?
- ファーストペンギンが行動しやすい環境整備で組織を変える!
- ファーストペンギンが評価される仕組み作りが必要!
- まとめ
ファーストペンギンとは?
「ファーストペンギン」とは、集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛びこむ1羽のペンギンのこと。転じて、その“勇敢なペンギン”のように、リスクを恐れず初めてのことに挑戦するベンチャー精神の持ち主を、米国では敬意を込めて「ファーストペンギン」と呼びます。
ファーストペンギンは勇敢なペンギンなのです!
こちらの映像をご覧ください!
なかなか飛び込めずにいるペンギンたち・・・。
海の中には天敵がいるかもしれない・・・。
食べられるかもしれない・・・。
でも、エサにありつくには飛び込むしかない・・・。
生きるための選択です。
そして、飛び込む1羽のペンギン!!
・・・後は映像をご覧ください(^_^)/~
ファーストベンギンの行動が他のペンギンの行動を導いてくれています!
人間社会でもこうした行動が歴史上繰り返され、今の世界が作られていると言っても過言ではありません。
ファーストベンギンの存在はスゴいんです!
勝つのはファーストペンギンなのか?
たくさんのペンギンが海の中に飛び込み、その後どうなったのか?
ファーストペンギンはどうなったのか?
当然のことながらどのペンギンがエサをたくさん手に入れたかは分かりません。
ファーストペンギンはエサを手に入れることができなかったかもしれません。
天敵に襲われてしまった可能性だってあります。
では、ビジネスの世界を見てみるとどうでしょう?
ファーストペンギンは前述のとおりビジネス用語なわけですが、リスクを承知で初めてのことに挑戦した勇者が必ず成功するのでしょうか?
後に続く挑戦者たちが成功し、ファーストペンギンとなった勇者が失敗に至ることだってあります。
ファーストペンギンがいなければ、その一歩は誰も踏み出さなかったかもしれないのに・・・。
世の中不公平なものです・・・。
個々を見てしまえば悲しいストーリーがあったりするものですが、ファーストペンギンは世界を変えてきた勇者であり、何かを変えるためにはファーストペンギンは勝とうが負けようが欠かせない存在なのです!
人間はそんな美談が大好きです。
でも、美談の当事者にはなりたくないんですよね。
うま味ないですもんね(^_^;)
リスクが伴わないなら、きっとファーストペンギンになりたがる人はきっと増えると思います。
盆踊りファーストペンギン大作戦!?
さて、冒頭ツイートの盆踊りの話を少し・・・。
盆踊りなんてものはたいしてリスクもないわけですが無理やりファーストペンギンを登場させました(^_^;)
なかなか輪ができない盆踊りには勇気を出して輪に入ってくれる人が必要です。
ところが、私の住む田舎では遠慮気味でなかなか輪に入ってくれません・・。
もし輪に入って、「あれ?俺だけ?」みたいなこともあるかもしれません。
これは相当な恥ずかしいリスクですよね(^_^;)
とはいえ、たいがいの場合はそんな心配は不要で、ファーストペンギンのおかげで輪はできていくものなんです。
ファーストペンギン効果絶大です!
内心、皆さん盆躍りに興味はあるんですよね(^_^)
それに、協力しなきゃって思っているけど、ファーストペンギンにはなりたくなかったりする人がいるわけです。
なんとかなるとはいえ、夏祭り司会の私からすれば、毎年輪が出来るかは悩みの種の一つでした。
どうせならスムーズに進行させたいですからね!
というわけで、今年は職員の中から呼び込み役を決めていました。
ファーストペンギンを見つけ、ファーストペンギンの背中を押す役割です。
自分の力だけではファーストペンギンになれない人っているんですよね。
誰かに背中を押されたら簡単にファーストペンギンになれる人だっている!
それに、ファーストペンギンが恥をかかないように司会が盛り上げれば輪に入ってよかったと思える!
ファーストベンギンが行動できるかどうかは、実は周囲の影響がとっても大きいんです!
リスクが小さければ当然行動起こしやすいですよね!
ファーストペンギンが行動しやすい環境整備で組織を変える!
組織というのは、集団で成り立っています。
集団というのは集団心理が働くことは以前に記事にしたことがあります。
本当はこうしたほうがいいと本音では思っていても、周囲の思想に合わせちゃうようなことが組織の中ではよく起こります。
一方で、そんな組織のなかでもがく人もいます。
こんなやり方絶対おかしい!
なぜ誰もおかしいって言わないんだろう??
「赤信号みんなで渡れば怖くない」状態のときって、「赤ですよ!」ってなかなか言えないんですよね。
みんな「赤」って分かってるのにです。
でも、誰かが「赤ですよ!」って言えば変わることって結構あるんです。
こんなとき、リーダーが「おかしい!」と声をあげてもいいんですが、メンバーのなかに気づきがあるのであれば、メンバーのなかにファーストペンギンがいて動いてくれたほうが組織が活気づきます。
なので、リーダーとしては、そんなファーストペンギンの後押しをします。
環境を整えたりもいます。
ここで言う「環境整備」の一つが、先ほど紹介した記事にもある「根回し」ですね。
根回しをしたうえで、ファーストペンギンの行動を促します。
ファーストペンギンは勿論行動を怖がっていると思います。
じゃあリーダーはどうするか?
ファーストペンギンが行動しやすいようにすればいいのです。
例えば「赤信号みんなで渡れば怖くない」を例にあげるとどんな方法があるでしょう?
交通ルールについての研修会を企画してみるのがいいと思います。
赤信号で事故が起きた事例を取り上げて注意喚起するのもいいですよ!
「赤信号ダメだよ!」みたいな当たり前のことって意外と言いにくいです。
だって、相手は子どもじゃないんだから(^_^;)
そんなときは、ちょっとだけ違う角度から攻めるという配慮があるといいんです。
研修会のなかで出てきた交通ルールを学んだ流れで、「赤信号ってやっぱり危ないですよね」って言ったほうが自然ですよね。
そんな配慮です。
そうすると、ファーストペンギンは動きやすくなる!
リーダーが常にファーストペンギンにならないといけないような組織は長続きしません!
ファーストペンギンが行動を起こしやすい環境を整えておきましょう!
ファーストペンギンが評価される仕組み作りが必要!
ビジネスの世界では、必ずしもファーストペンギンが成功を収めているわけではありません。
ビジネスの世界でのファーストペンギンは大きなリスクを背負って大きな成果を求めている人たちなので、それ自体は仕方のないことだと思います。
介護現場のなかでのファーストペンギンにリスクを背負わす必要は・・・ありません!!
リスクを負わずとも行動するファーストペンギンは評価されるべきです!
前述のとおり、なるべく成功するように上司は環境作りをします。
だって上司だって職場をよくしたいわけですから、当たり前のことですよね。
それが出来ない上司なんて上司ではありません。
上司がどれだけ環境を整えてもファーストペンギンの行動は失敗に終わることだってあります。
そんなとき上司はファーストペンギンを守ってあげてください。
そして、そんな行動を起こせる職員こそ評価される仕組みを介護現場は作るべきなのです。
それもまた、ファーストペンギンが行動を起こせるための環境作りということですね。
ファーストペンギンが評価される姿を見た他のペンギンのなかからきっと次なるファーストペンギンが現われるはずなのです!
まとめ
この記事で一番言いたいことは・・・
介護現場に変革を起こすことはとてつもなく難しいんです!
介護現場のファーストペンギンはリスクを背負わずに行動を起こせる環境を作るぐらいのことをしないと介護現場は変わらないです!
盆踊りのツイートにはそんな思いを込めていました。
介護業界・介護現場を変えるのは至難の業なわけですが、それでも行動を起こしている人達がたくさんいます。
私もまた、介護業界・介護現場のなかでのファーストペンギンでありたいし、ファーストペンギンの行動を支えられるファーストペンギンにもなりたいと思っています!
きっと他のペンギンも力を貸してくれるはずです!
介護現場のファーストペンギンよ!
いざ安全な海へ飛び込もう!