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【介護に集中できる方法】「ながら介護」を減らして事故を減らせ!

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どうも、YO-PRINCEです。

前回、前々回の記事の続きです。

前回、前々回の記事がこちら↓

ゴールド免許取得記念と言うことで、この記事を3部作で書いています。

この記事のきっかけとなったツイートがこちら↓

「運転」と「介護」って似ているところがあるんですよね。

では、「介護×交通ツール」第3弾は「運転に集中!介護に集中!」についてです。

飽きもせず、交通事故も介護事故もゼロを目指して、書いていきたいと思います。

交通事故防止のための「運転に集中」

皆様は運転に集中できていますか?

考え事をしていて知らぬ間にこんなところまで来ていた!…なんてことはありませんか?

気になるものを発見してわき見運転なんてことはありませんか?

誰しもあると思います。

完全に運転に集中しているドライバーがどれだけいるでしょうか?

僕は100%集中していますよ!当たり前じゃないですか!

自信を持って「集中している!」と言われる方もおられるかもしれませんが、100%集中できているというのは神の領域です。

カーナビを見たり、時計を見たり、手に持ったお菓子を見たり…(^_^;)

屁理屈のように思われるかもしれませんが、たとえ一瞬であっても「集中できていない」と捉えていてちょうどいいぐらいです。

60km/hなら1秒で約17m進む計算になります。

100km/hなら1秒で約27.8m進む計算になるんです。

このぐらいは大丈夫とわき見をしてしまうのが命取りになる・・・それが車の運転の怖さです。

『ながら運転』が2019/12/1に罰則強化!

近年、運転中の「ながらスマホ」が問題視されています。

毎日運転していて、運転中の「ながらスマホ」を見ない日はないというぐらい見かけます(-_-;)

前回、前々回の記事で触れてきた「速度」「安全確認」も気を付けなければいけない問題ではあるんですが、この「集中」に関しては「ながらスマホ」が社会問題となり深刻化しています。

www.npa.go.jp

※出典:警視庁ウェブサイト

「ながらスマホ」というのは、スマホ画面を注視することを指しているわけですが、通話をすることもカーナビ画面を注視することも危険な行為であり、「ながら運転」として注意喚起がなされているところです。

そして、この令和元年12月1日に施行される改正道路交通法では、「ながら運転」の厳罰化が盛り込まれています。

jafmate.jp

改正後は、違反点数、反則金ともに約3倍になります。

違反により交通事故に至った場合は・・・

違反点数は6点となり即免停!

反則金の納付で免れていた刑事責任も、直ちに刑事責任手続が必要となります!

今もなくならない飲酒運転は、厳罰化により違反件数・事故件数は激減した歴史があります。

厳罰化により「ながら運転」の違反件数・事故件数は一定は減ることが期待できますが、スマホはお酒以上に依存性が身近な問題ですし、多くの人がちょっとぐらいなら大丈夫との意識があると思います。

「運転に集中」するということは、前述のとおり難しいことなのですが、スマホ等の「ながら運転」さえもなくせないとしたらどうでしょう??

60km/hなら1秒で約17m進んでしまうんです・・・。

車社会は想像以上の危険にあふれているということになります。

今、できることはただ一つ!

この記事を読んだ皆様から、「ながら運転」をなくしていきましょう!

介護に集中できない!?『ながら介護』とは?

さて、介護に目を向けていきたいと思います。

運転に限らずですが、100%物事に集中するということはかなり困難なことです。

100%に近づけられるとしたらその事象が大好きな人ぐらいです。

車の運転が大好きな人なら、かなり運転に集中できるかもしれません。

F1レーサーなんかはかなりの集中力ですもんね!

他にも、勉強が大好きな人の勉強への集中力はすさまじいものがありますし、ブログを書くことが大好きな人は毎日1記事なんてことを仕事しながらやっていたりします。

それぞれスゴイ集中力です!

介護も大好きな人はかなりの集中力だと思います!

ところが、介護の集中力は車の運転、勉強、ブログなどとはちょっと違いますよね?

一つの介護に目を向けていたらいいというわけではないですから…。

野球で、ファーストランナーの盗塁を警戒しながらバッターに向かって投げるような感覚で介護している時間のほうが多いですよね?

なので、介護は基本「ながら介護」が当たり前の側面があると思うのです。

施設じゃ複数の利用者の介護に意識を向けないたいけません。

在宅介護だって、自分も生活や仕事しながらで、介護だけに集中できるわけじゃないので一緒だと思います。

もちろん、今している介護に集中できるときもあります。

それでも『ながら介護』になってしまうのはできることなら避けたいところですよね。

というわけで、ここからの『ながら介護』は、『集中できて集中しなければいけない場面のながら介護』と定義して話を進めたいと思います。

では、集中しなければいけない場面とはどんな場面でしょうか?

やはり、それは運転同様にリスクのある場面ですね!

私が一番集中しないといけないと思っているのが、歩行の見守りが必要な方の見守りをしているときです。

利用者さんの見守りが必要かどうかを判断する時に、微妙な方っておられると思うんですが、それでもチームで「見守り」レベルと決めた場合は「見守り」はすべきです。

見守りしなくて転倒でもあったら責任を問われかねませんから…。

見守りって横について見守っているだけでいいんですよね?

いやいや、それじゃ意味がありません。

ふらついたときは転倒しないように支えられるということを考えながら見守りをしていなければ意味がないですよね?

ちょっとよそ見をしてました…なんて言い訳は通用しないわけですから…。

『ながら介護』にしないということは、100%介護に集中することが問われることになります。

※ちなみに、『ながら介護』は私が作った造語ですm(_ _)m

『ながら介護』をなくす方法とは?

では、集中できて集中しなければいけない場面での『ながら介護』をなくす方法はどうすればよいのでしょうか?

それは・・・ありません!

「ながら運転」が厳罰化によって違反・事故が減ることは間違いないと思いますが、違反・事故がゼロになることはないと思います。

それと一緒です。

ではどうすればいいか?

まずは「ゼロにはできない」というスタート地点に立つことが大事です。

歩行の見守り中に転倒が起きたときに・・・

見守りしていたのになんで転倒させたんや!?

そんなことが言われるような状況では「見守り」の質は上がりません。

誰しも100%の見守りなどできていないという前提に立つこと一番大事です。

誰しも多少は『ながら介護』してしまっています。

歩行の見守りに100%の集中はできていないはずです。

  • おしゃべりに気が取られていたり・・・。
  • 他のことを考えていたり・・・。
  • そもそも「見守り」というものが分かっていなかったり・・・。

集中できない理由はさまざまですよね。

こんな些細な「ながら」が事故につながるのは、「運転」も「介護」も一緒なんです。

この些細な「ながら」は誰しもあるという前提に立って、チームのなかで「見守り」ってなんなんだろう?と話し合うことが、『ながら介護』をゼロに近づける近道だと思います。

チーム内で見守りのレベルは違うと思いますが、レベルの高い介護士さんも低い介護士さんもそうやって話し合うことでそれぞれに何か得るものがあるはずです。

ぜひとも、一つのヒヤリも一つの事故も無駄にしないようにして、事故対策として「介護に集中」するしかないような事例に対処できる介護の集中力を少しでも高めていきましょう!

まとめ

私のゴールド免許取得記念「介護×交通ルール」の3部作はこれでおしまいです。

どんな資格も免許も持っている以上は、それに見合った努力はすべきと思います。

介護で言えば、「介護福祉士」は介護の資格のゴールド免許のようなものです。

今回取り上げた「集中」というテーマはなかなか難しいものです。

私自身、反省の日々です…。

経験を重ねてもなお介護における失敗はつきません。

経験を重ねても失敗をしてしまうときの原因はこの「集中」の欠如であることが多いと感じています。

「集中」だけはなかなか育ちませんが、「集中」が欠如していることに意識を向けることは可能です。

今こそ、チームの中で「集中」が欠如することは当たり前のことだというスタートラインに立って、皆で欠如しやすい「集中」と向き合っていきましょう!

もしかしたら近い将来「ながらスマホ介護」をなくそう!なんて言わないといけない時代が来るかもしれませんし…。

スマホ見ながら歩行の見守り…。

恐ろしいことですが、もしかしたらすでにそんな介護が行われているところがあるかもしれません…(-_-;)

怖い怖い・・・(ーー;)

…というわけで、介護事故も交通事故もゼロにするべく3回にわたって記事を書いてきました。

事故というものは簡単にはなくなりません。

誰でも簡単に運転できてしまう世の中。

誰でも簡単に介護できてしまう世の中。

そこにこそ問題があるような気がしてなりませんが、私たちに今できることは「まず自分から」ということでしかありません。

まず自分から行動を起こしてみましょう!

 

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