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【認知症のBPSD】絶対に断らない相談援助技術!職員も守る!

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どうも、ヨウ-P(@s_y_prince)ことYO-PRINCEです!
いろんな切り口からカイゴのヒントをお届けしています!

今回は事例紹介です。

認知症のBPSDの対応って対応しきれないことってありますよね。

暴力や徘徊のある利用者さん。

ショートステイで、特に夜間の対応などはかなり厳しいことになると思います。

夜勤者はその利用者の対応だけで夜勤が終わってしまいそうな…。

そんなケースで相談員がどう対応すべきかを実際の実践例を通して説明していきたいと思います。

どうしたら認知症の困難事例を受け入れられるのか??

認知症の利用者の困難事例の受け入れの場合は、相談員の本心はこうです。

「なんとかしてあげたい」一方で、現場のことを思うと「断りたい」…。

揺れる思いのなか、相談員として考えるべきは「どうしたら受け入れられるか?」です。

現場はたいがい「無理!」ってなっているので、その気持ちを理解しながらソフトにこんなふうに現場に聞きます。

いや~、さすがに無理やと思ってるんやけど、なんか受け入れられる方法ってあるやろうか~??

このぐらいのやんわりした感じで聞くと、現場もちゃんと答えてくれます。

そりゃあ受診して薬の調整してもらうしかないんちゃう?
それで落ち着いたええけど、落ち着かんかったら帰ってもらうしかないやろ??
まぁ、この日なら新人の研修の夜勤があるので2人いるし何かあってもどうにもでもなるかなぁ。

この内容を言いかえると、こうです↓

  • 受診して薬の調整をして落ち着いていれば受けられる。
  • 2人体制の夜勤の日であれば受けられる。

では、この現場の声をもとに相談員の私がどう対応したのかを説明していきたいと思います。

現場の声をもとにした相談援助技術

相談員の私はこのように対応しました。

意外と利用してみると落ち着かれることもあるので、そうなれば問題ないのですが、初めての利用では何かあったときに心配です。
出来る限り安全に過ごしていただきたいですし…。
とりあえず、◯月◯日は2人夜勤の日なので、その日にお試し利用というのはどうでしょう?
で、万が一どうにもならない場合は途中で利用中断して迎えに来てもらうということは可能でしょうか?
出来る限りそうならないようにはしたいとは思っているのですが…。

とにかく、現場の声をもとに出来る限り安全に受け入れられる方法を提示したのです。

「安全に」というのがポイントですね!

それだけ、利用者のことを大切に考えているということを伝えるわけです。

それと、「万が一の場合に家族に迎えてきてもらうことは可能か?」と伝えているのもポイントです。

2人夜勤なので、現場としては大丈夫と捉えているのですが、何があるかは当然分からないわけです。

家族に今後の協力を求めやすくするためという思いもありますが、相談員として介護現場を守ろうとする姿を見せて現場の安心感につなげる目的が大きくあります。

そして、こんなことを付け加えました。

お試しの利用で薬の調整が必要そうかどうかも見えてくると思います。

薬のことはいきなりはお願いしにくいんですよね…。

今後、段階的に薬の必要性について考えてもらえるように、初回の時点で薬のことが触れておきたかったんです。

そうしておけば、次に薬の話をするときにスムーズに切り出せますから。

このように、現場の声をもとに「どうしたら安全に受け入れられるか」を考え、それを利用者側に伝えるということをしました。

後は利用者側がそれでも利用されるかどうかを判断されるということになります。

こちらは全くもって断ってないですし、多分断られることはなく利用者側は協力しようとさえ思ってくれることが多いです。

もちろん断られたとしても、相手を嫌な気持ちにさせることもまずありません。

私の相談員としてのスタンスは「絶対に断らない」です。

受け入れられる方法をどんな小さな方法でも見出し、それを提示します。

もちろん生じうるリスクも伝えますし、リスク回避のためにご家族への協力も求めるということもします。

そのうえで、サービスを利用されるかを選択してもらいます

その結果「断られる」こともありますが、こちらからは「絶対に断らない」わけです!

まとめ

介護保険法では「正当な理由なくサービス提供を拒んではならない」となっています。

「正当な理由」という表現があいまいなこともあって、私の場合は「絶対に断らない」と決めています。

でも、断りたいケース、断るべきケースは山ほどあるわけです。

そのなかで、私が意識しているのが「受け入れられる方法を提示して選択してもらう」という方法です。

今回はその実践例として、認知症のBPSDのケースをご紹介しました。

介護現場は、こういったケースを「こんなの無理~!」と言ったりしますが、実は「こうしたら受けられるよ」という方法をいろいろ持っていたりするんです。

相談員としては、そこを引き出せる関わりをして、介護現場の力を引き出すことも仕事だと思っているわけです。

あとは、私の場合は「出来る限り安全に受け入れたい」気持ちが強いんです。

どんな利用者も受け入れてあげたいけど、そんな気持ちだけで受け入れるのは無責任だと思っているわけです。

今回の事例紹介は、そんな私の相談援助技術の実践例です。

参考にしていただけるケースはきっとあると思います。

相談援助職の皆様、ぜひともご活用ください!

 

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