どうも、ヨウ-Pです。
先日、とある定食屋さんで昼ご飯を食べていたら息子が絵本を持ってきました。
それがこちら↓
映画化もされたこの絵本。
感想としては「たったあれだけのページ数と文章量でこれだけ伝わってくるんだ!」・・・ということで、息子の横で泣きそうになってしまいました(ToT)
せっかくなので、この絵本を読みながら介護の仕事を「パパ」視点で見つめなおしてみました。
今日はちょっとダラダラと書いています(^_^;)
私のしごとは何者なのでしょうか?
絵本『パパのしごとはわるものです』
この絵本は、映画化された「パパはわるものチャンピョン」でよく知っていた作品でした。
映画を観る間がなかなかないので、まだ観ていないのですが間違いなく面白い作品です!
絵本『パパのしごとはわるものです』を読んで、この映画が面白いことは確信に変わりました↓
というわけで、絵本の話に戻します。
『パパのしごとはわるものです』がどんな物語かと言うと、パパが悪役レスラーだったという話なんです。
それだけで説明不要と思いますが、パパが悪役レスラーと知ったときの子どもの気持ち・・・想像できますよね。
そして、パパとしてはどんな気持ちで悪役を演じているのだろう・・・と考えてしまいます。
親としては、我が子に誇れる仕事をしていたいと思うものだと思います。
でも、親としても子どもに説明しにくいような仕事って他にもたくさんありますよね?
パパが、マスコミ関係で芸能人のプライベートを追いかけている仕事をしていたらどうでしょう?
パパが、リアクション芸人でいつも裸で叩かれたりしていたらどうでしょう?
一見、子どもからすれば「えっ?」ってなるかもしれません…。
でも、どんな仕事もきっと悪役レスラーのように子どもも納得できるような側面があるはずです。
私の中にその答えがなくとも、どこかの誰かの幸せにつながるような側面があるから「しごと」として成り立っているのです。
漫画『パパは漫才師』
さて、ここから「パパは介護士」というテーマで書こうと思ったのですが、ちょっと調べていたところこんな漫画を発見しました↓

パパは漫才師 (1) (サンデーうぇぶり少年サンデーコミックススペシャル)
- 作者: シャンプーハットこいで
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/08/09
- メディア: 単行本
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シャンプーハットこいで氏の描く漫才師のこいで氏の日常を描いた漫画です。
ちょっと試し読みをしてみたのですが、漫才師らしい日常が描かれていてほのぼのした内容で、こいで氏ならではのシュールさが漂っていました(^_^)
これはジャンルで言うと「自叙伝」になるんでしょうか?
漫才師がみんなこんな日常ではないとは思うんですが、パパが漫才師であることで家族はなんらかの影響を受けるんでしょうね(^_^;)
そこにはツッコミを入れたくなる日常が描かれていました!
私も漫才は大好きでブログで漫才しているぐらいなので、この漫画と似たようなふざけた日常があります。
とりあえずまずは介護漫才を見てやってください↓
そんな私は介護士です。
ケアマネジャーもしましたし生活相談員もして、今は事業所の管理者をしていますが、根っこは20年前から介護士です。
きっと私はお笑い系介護士です。
介護で使える笑いを駆使して介護しているお笑い系介護士なのです。
・・・だからどうしたというのか・・・(-_-;)
ちょっと「パパは漫才師」という漫画があることをどうしてもお伝えしたかったのです!
寄り道をしましたが、本題に移ります↓
『おとうちゃんは介護士』
私は子どもから「おとうちゃん」と言われているので、ここからは「おとうちゃん」で話を進めます。
というわけで、『お父ちゃんは介護士』です。
介護士と言うとどんなイメージでしょうか?
オムツ交換やろ?俺にはできんわ~スゴイ仕事やな~!
介護のことを知らない人はたいがいオムツ交換を浮かべます(-_-;)
「おとうちゃんはオムツ交換をする仕事だ」と子どもに説明したとして「スゴイ」と思われるでしょうか?
もちろんオムツ交換だけでも知識と技術にあふれてはいるのですが、それだけでは子どもに介護の仕事は伝わらないと思います。
これがオムツを開発している仕事となるとちょっとスゴミが出てくるかもしれませんが・・・。
とにかく、介護はオムツ交換だけが仕事ではなく、一言では語れない、子どもには説明のしにくいところがあると私は感じています。
私は子どもにこんなふうに説明したことがあります。
おじいちゃんおばあちゃんは、年を重ねて病気をしたりしてできんことが増えてくんねん。そしたら今までできてたことができんくなんねん。そこをもう一回自分でできるようにしてあげたり、できんところ手伝ったりして、今までの生活が出来るようにしてあげる仕事やねん。
そんな感じのことを息子に言いました。
小学校低学年だと「ふーん。そうなんやー。」ぐらいの反応でしたが・・・(^_^;)
とにもかくにも、ここまでの話の感じで言えば、いい仕事だなって思いますよね!
親として介護は子どもにしてほしい仕事かどうか?
一方で、あまり子どもには言いたくないこともあります。
言いたくないというより、そんな幼い子どもに言う必要もないという気持ちの方が強いかもしれません。
それは何かと言うと、給料が低いことや人間関係がよくないことや認知症の利用者さんから日常ではあり得ないことを言われたりすることです。
叩かれながら介助したこともありますし、唾を吐かれたことも噛まれたこともあります。
あるときは、認知症の利用者さんにとって「わるもの」になっている場面も多々あります。
その場面だけ見れば、「パパのしごとはわるものです」…なんです。
介護の仕事には「負」の部分もたくさんあります。
それでも私にとってそれほど「負」とも思えないのは、自分で選んだ仕事であり自分にとって天職だということです。
祖母の介護で認知症介護の大変さは知っていましたし、給料が低いことも知っていました。
人間関係のことまでは知りませんでしたが、仕事をしていたらいろいろあるであろうことは覚悟もしていました。
全ては自分で選んだことで、もしイヤになれば職を変えればよかったわけで、それでも介護の仕事を続けてきたのは、介護の仕事に誇りを持っているからです。
子どもが大人になったとき、そんなふうなことを考えたうえで介護の仕事に就くのであれば全力で応援してやりたいと思っています。
余談ですが、最近、こんなことがありました。
私の職場に職場体験で中学生が来たのですが、親が介護の仕事をしていたんです。
その子は「お父さんは介護士です。いろいろお父さんから介護の仕事の話は聞いてて僕も介護の仕事をしたいなぁって思ってます!」と言い切りました。
お父さん嬉しいだろうなって思いました。
子どもが介護の仕事を選ぶことについては心配はあるかもしれないですけど、親としては自分と同じ仕事を選んでくれることはどこか嬉しくなるものがありますよね!
『おとうちゃんのしごとはヒーローです』
というわけで、介護の仕事もいろいろありますが、私としては介護は子どもに誇れる仕事です。
そうなるように頑張ってきたつもりです。
介護は誇れる仕事じゃないと言う人もいると思います。
介護現場の実態はさまざまですし、職場によって天と地ぐらいの差があるような業界です。
誇れる仕事になるかどうかは勤めている職場の影響は大きいと言えるかもしれません。
誇りを持てる職場を選ぶことも大切なんでしょうね。。。
とはいえ、どんな職場であっても課題は多かれ少なかれあると思います。
そもそも仕事というのは課題と向き合い解決していくものですし、課題は他力本願ではなくで自らできることを考えるべきものだと思います。
もし、その課題と戦える力があるのであればダメ元でも戦った方がいいと思います。
後々、それが力となってくれるはずです!
勿論メンタルやられては意味がないので、自分の力量に合わせて戦うようにしてください。
『負』の部分はどんな仕事もあるとして、介護はどう考えても誇れる仕事です!
できないことが増えてきて生活がままならない人たちにそっと手を差しのべていくヒーローだと思っています。
そんな気持ちで仕事を続けてきて山あり谷ありありましたが、ステップアップを図ることもできてきて、これからまだまだいい仕事ができそうな気がしています。
まだまだ悩みも多いし課題も多くて、正直日々もがいています(-_-;)
でも、よく考えてみてください。
どんなヒーローもあっさりとは勝たせてはもらえないですよね?
ヒーローはもがいています。
介護士ももがいている人が多い!
介護士は真のヒーローになれるはずです!
まとめ
ちょっとキラキラした感じでまとめちゃいましたが、パパ視点で書けばそうもなります。
いずれにせよ、介護士が『パパのしごとはヒーローです』って言える業界にしていきたいもんですよね!
でも、私にはそんな大きなことはできません(-_-;)
これまでからいろいろ考えてきたんですが、そんなことはできないという結論に至りました。
ただ、目の前におられる利用者さんの暮らしをよりよくすることで精一杯です。
そんなチームを作るのに精一杯です。
私にできるのは自分のまわりにいる人たちだけでも幸せにすることだと思って今日までやってきました。
そして、ちょっと欲が出て、今まで得たことをより多くの人たちに役立てたいと思うようになってブログを始めました。
今の私にとっては「子どもに誇れる仕事をしたい」というのがモチベーションの一つになっています。
どんなことを思い、どんなことを考え、どんな仕事をしてきたのかを残しておきたくなりました。
いつか子どもが大きくなったらこのブログを読ませたいなって思っています。
まだまだ粗削りなブログなので、これから読みやすくリライトしていかないといけないですね!
子どものために頑張ります!
では、最後にこの曲を聴いてください↓