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QOLを高めるたった5分の「日常」介護!【コロナ禍でできること】

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どうも、ヨウ-P(@s_y_prince)ことYO-PRINCEです!
いろんな切り口からカイゴのヒントをお届けしています!

新型コロナウイルスで、とうとうすべての都道府県に「緊急事態宣言」が出されました。

そんななか、こんなツイートをしました↓

私たちは、「緊急事態宣言」で外出を控えることはもちろんのこと、先の予定も全く未定になってしまっています…。

ところがどっこい…。

利用者のために何か行事ごとをしなきゃと動き出す施設の姿があったりもして…。

さすがに今はそれどころじゃない状況なわけで、健康な私たちでさえ、これだけ先の予定も立たずに自粛している状況なわけです。

大事なのは「非日常」ではなく「日常」。

介護施設が今すべき「日常」を見つめ直すことについて書いていきたいと思います。

「非日常」より大切な「日常」に目を向ける

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まずはこちらのツイートをご覧ください。

要介護状態の利用者の生活を見ていると、ただ食事をしてトイレに行って寝るだけ…のような印象を持ってしまうかもしれません。

そんな退屈な毎日を見ていると、職員は例えばこんなことを思います。

たまにはおいしいものを食べさせてあげたい!

日頃調理を担当されている職員さんに失礼なことを平気で言ってしまったりすることがありませんか?

介護関係者は、いつしか利用者の生活を必要以上に低く見てしまっているようなことがあります。

特に施設はそういう傾向が強いと感じます。

施設での生活は、そこまでひどい生活をしているのでしょうか…。

では、施設での生活を少し覗いてみたいと思います。

施設での「日常」はそんなに悪くない!

施設での生活は、三食ちゃんとした食事が提供されて、ちゃんと排せつケアも受けられて、お風呂にも週2回入れてもらえます。

虐待やブラック施設のイメージが先行してしまって、よく見られない施設での生活イメージは、よくよく考えると、それほど悪いものではありません。

それに、常にどこかに職員がいるので、それなりに会話の機会も設けられていたりします。

在宅介護であれば、独居や老老介護等によって十分な食事が提供されなかったり、夜になると排せつケアが受けられなかったりします。

お風呂は、サービスを使って週2~3回と、施設での入浴と大差ありません。

会話なんて、サービスを使っていない時間はほとんどないってケースのほうが多いのが現実です。

そうやって施設での生活を見ていくと、施設の「日常」もそんなに悪くないと思えてきませんか?

ただ、そんな施設での「日常」も、業務に追われるなかで介護サービスの質が落ちていってしまいます。

そうなると、落ちしてしまった「日常」の質にこそ目が向きそうなものですが、介護施設の職員は「非日常」に目を向けてしまうことが多々あるわけです…。

新型コロナ対策のなかで気づくべき「日常」の大切さ

新型コロナの「緊急事態宣言」のなか、私たちはこれまでしてきたいろんな活動を自粛せざるを得ない状況にあります。

カラオケに行かなくなったり、外食を控えたり、どこかに遊びに行くのも止めたり…。

誰もが新型コロナに被災した状況で、制限された生活を余儀なくされています。

今「緊急事態宣言」で私たちが体験している生活こそが、介護施設での生活に近い状態になってきていると感じます。

どこにも行けず、家と会社の往復のような生活です。

カラオケに行きたいとも思うし、外食したいとも思うし、遊びに行きたいと思います。

それができないなかで私は今どうしてるんだろう…と考えてみました。

車の中で好きな音楽を聴く機会が増えました。

家で子どもとくだらないことを話す時間が増えました。

パソコンやスマホに向かう時間が増えました。

無意識のうちに「日常」に変化を加えることで、自分の生活をコントロールしているわけです。

たぶん、これまでより制限されたこれからの生活は、そうした「日常」の変化によってある程度はより良い生活に導いていけるような気がしています。

QOL(生活の質)を高めようと思えば、どうしても「非日常」に目を向けてしまう私たちですが、「日常」のなかにもできることがたくさんあることを私たちが気づかなければいけないと感じます。

それは、どんな「生活」においても同じく言えることで、介護の仕事においても、もっと「日常」を見るべきではないかと思うわけです。

「日常」でQOLを高められる時間をたった5分間だけでも考えてみる

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では早速、介護施設の「日常」でQOLを高められる時間に目を向けてみましょう。

先に紹介したツイートでは、「日常」でできる二つのことを紹介しています。

  • 毎日好きな音楽を聴く。
  • 毎日昔の話を聞く。

この二つをたった5分間であってもいいので毎日提供してみましょう!

毎日好きな音楽を聴く

好きな音楽と言っても、人それぞれですよね。

なので、個室であれば部屋で音楽を流せばいいと思います。

ご家族にラジカセを持って来てもらうなどしておけば、職員がスイッチを押すだけでかまいません。

5分間と書きましたが、スイッチオンするだけなので、30分でも1時間でもいいと思います。

もし部屋が無理なら、ホールや食堂で多くの方が好きな音楽を時間を決めて流すことにすることから始めればいいと思います。

もちろん、一部の利用者しか好まれないような音楽もどこかで流してあげるようにすればいいと思います。

日替わりでいろんな音楽を流すのもいいかもしれません。

それに、なじみのない音楽であっても利用者さんが喜ばれることもあります

新しく好きな音楽が見つかれば最高ですよね!

あまり型に捉われずに、とにかく5分間音楽流すことから始めてみてはいかがでしょうか?

きっとそれだけでQOLは高まります!

毎日昔の話を聞く

ただ話を聞くのではなく、昔の話を聞くようにしてみましょう。

それを毎日意図的に行います。

例えば、食事の場面でこんな会話をしてみましょう!

今日の昼ごはんハンバーグらしいですよ!
昔はハンバーグとかあったんですか?

昔はそんなもんなかったでぇ~。
昔はなぁ…

そんなふうにして今日の献立から昔の話を導いていくことができます。

あとは、それぞれの利用者の生活歴を知っておけば、どんな視点で昔の話をすればよいかは見えてくると思いますし、日常の会話のなかですでに見えていることもたくさんあると思います。

とにかく、人は年を重ねるほどに経験してきた話をしたくなるもので、昔の話を聞くということは「回想法」と言われていて認知症予防の効果もあります。

まずは、たった5分間でいいんです!

食事を待っている時間や、ちょっと空いた時間でそんな話を盛り込んでみてください。

1人に話しているうちに他の利用者も巻き込まれていくなんてことも多々あります!

そんな5分間の演出だけで介護現場のQOLは劇的に高まるはずです!

それは、外食や行事といった「非日常」の演出以上の効果があることが見えてくるはずです!

「回想法」についてはこちらの記事をご覧ください↓

www.yo-prince.net

在宅介護も大事にすべきは「日常」でいい!

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在宅介護における「日常」は、施設での介護ほど行き届かないことは多々あります。

施設での生活は24時間365日の介護体制があるわけですから、大人数の利用者を一度に介護しなければいけないとは言っても、在宅介護に比べればかなり充実していると言えます。

一方で、在宅介護はどれだけ在宅サービスが充実していたとしても、QOLを高めようと思えばどうしても介護者である家族の力が求められてしまいます。

家族が自らの生活もしながら介護をすることはとても難しいもので、当然のことなら家族による介護には限界があります。

そんななか、外食に連れて行ったり、旅行に連れて行ったり、「非日常」の支援にも力を入れておられるご家族様には本当に頭が下がります。

ところが、新型コロナの「緊急事態宣言」でそんな「非日常」を自粛せざるを得ないとなると、「非日常」の支援はどうしようもなくなってしまいます。

そんなときは、「日常」のちょっとした演出に気持ちを切り替えていきましょう!

音楽を聴いたり、昔の話をするだけでもいいんです。

たった5分間でもいいんです。

「日常」のたわいもないことの幸せを感じられるような支援に切り替えるんです。

家族でする昔話なんかはきっと素敵ですよ!

あの時なぁ…。
そんなこともあったなぁ~。

ぜひとも「日常」のたわいもない時間を大切にしてみてください!

まとめ

新型コロナによる「緊急事態宣言」のなか、一番すべきことは「日常」を見つめ直すことだと思っています。

「日常」って退屈なイメージがあるかもですが、「日常」にこそ幸せがあるものです。

できることは、音楽やたわいもない昔話だけではありません。

食事や排せつ、入浴等のケアの見直しもすべきときだと思います。

今は、もっともっと「日常」に目を向けてください!

「非日常」は今は忘れてかまいません。

「日常」だけでも介護は十分勝負できますから!

この記事は新型コロナ対策として書き始めたものではありますが、平時であっても介護は「日常」のほうが大切だと思っています。

もちろん私たちにとっても「日常」は大切ですよね!

何度も言いますが、「日常」にこそ幸せがある

このことをもっと感じて生きていけば、おのずとQOLは高まっていくはずです!

 

 

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