どうも、YO-PRINCEです。
介護現場って本当にいろんな職員さんがいますよね。
なかでも性格がきつい人って周囲から嫌われます。
以前は私自身も苦手なタイプでした。
きつい人って正論をぶつけてくるんですよね(^_^;)
言い方も圧があって・・・。
周囲の職員さんをつぶしてしまうこともあったりして、そりゃぁダメだろって思っていました。
でも、そういった人たちと真剣に向き合っていくなかで、問題はそこではないと気づかされることがありました。
今日はそんな記事を書きたいと思います。
- 性格がきつい人が職場へ及ぼす影響は大きい!
- ゆるい職場では性格がきつい人は必要悪?
- 性格がきつくなる理由は「職場のルールへの意識の低さ」にある
- 性格がきついというレッテルが貼られる前にリーダーがやるべきこと
- まとめ
性格がきつい人が職場へ及ぼす影響は大きい!
介護現場で性格がきつい人って案外まともなことを言っていたりしています。
もちろんそんな人ばかりではないとは思うんですが、正論であることが多いと思います。
正論ではない場合もあると思いますが、その言い分は一理あるのは確かだと思います。
どうあれ、まったく理不尽なことを言っているというわけではないことが多いと思います。
なんで10時の水分飲んでもらってないんですか?脱水起こしますよ!
レクではもっと大きな声出さないと利用者さんに聞こえてないですよ!
そんなことを先輩職員から言われている人を見るとかわいそうになってしまいますよね(^_^;)
あんな言い方したらかわいそうやし、委縮させるだけやで。。。
雰囲気悪なるわ・・・。あの人と一緒に仕事したないわ。
性格がきつい人は一見その職場で強い権限を持っていそうですが、実はかなり孤立していたりします。
あるいは、きつい人に同調する職員が多く、全体的に空気が悪くなっているかどちらかだと思います。
いずれにせよ、性格がきつい人の職場への影響力はかなり大きいということは間違いないと思います。
ゆるい職場では性格がきつい人は必要悪?
性格がきつい人は、どんな職場でもきついかと言うとそうでもなかったりします。
それなりに決められたことをきちんとしている職場ではきつい人はそれほど目立っていなかったりします
そんな人がゆるい職場に勤めたとき、次から次へと正論を並べ始めることが多く見られます。
聞いている方も疲れてくるぐらいのこともあると思います。
それで他の職員が疲れて辞めてしまったり・・・。
誰がどう見ても、きつい人が「悪」のように見えてきます。
ですが、見方を変えればどうでしょうか??
ゆるい職場の実態としてこんなことが起きていないでしょうか?
たぶんバレへんし、そうしといたらえんちゃう?
決めてたとおりできんときもあるやろ~。臨機応変にせんとな~。
決め事はあってないようなもの・・・。
ルールへの意識が極めて低いことが多いです。
ルールを守ろうとすると・・・
◯さん、頭固すぎるで~(^_^;)
そんなことを言われる始末です。
いやいや・・・柔軟すぎるやろ・・・(-_-;)
そう言い返したくなりますよね(^_^;)
そんなゆるい職場だとしたら、性格きつい人の存在ってどうでしょうか?
それでもきつい人が叩かれなくてはいけないのでしょうか?
性格がきつい人の存在は確かに人の成長の阻害要因になると思いますが、それだけをもって性格がきつい人を排除していくような空気になっていくことには違和感を覚えます。
性格がきつい人はゆるい職場にとっては必要悪なのかな…とも思えるのです。
性格がきつくなる理由は「職場のルールへの意識の低さ」にある
性格がきつい人の存在が周囲の職員をつぶしてしまうことは勿論いけないことです。
性格がきつい人を擁護するつもりでこの記事を書いているわけではありません。
性格がきつい人の人格批判になってしまってはいけないので、なぜきつくなってしまっているのかを考えることが一番大事なことだということがまずは言いたいことです。
性格がきつくなってしまう原因の一つに、職場のルールへの意識の低さがあります。
ルールへの意識の低さへのアプローチ方法
介護の仕事はよく「答えのない仕事」と言われたりしますが、そのためかルールが重視されにくい傾向があります。
人の状態が日々変わりうることも影響していて、ルール通りにはいかないことは必然だという捉え方もあるんだと思います。
これらはそう言ってしまうと確かにそのとおりなのですが、介護はチームでする仕事だということを忘れてはいけません。
チームでする以上は一定のルールがないと職員それぞれの臨機応変でやっていては利用者は混乱されます。
臨機応変というのは確かに大切なことですが、それは臨機応変と言えるんでしょうか?
職員それぞれの臨機応変な対応が足並みがそろっていればいいのですが、ただのバラバラなことが多いんですよね。
臨機応変にする必要があったとしても一定のルールが必要ということです。
ルールが重視されていないことによって、臨機応変でなく「バラバラ」な状態になっていると分かったら、性格のきつい人のきつさが和らぐ第一歩となるはずです。
ルールを嫌がる理由についてはこんな記事も書いていますので合わせて読んでみてください↓
「ルールを作ってはやってみて見直す」というPDCAサイクルを作る
ルールを作ればいいというものではありません。
性格がきつい人の言いなりに事を進める必要などありません。
リーダーが、性格がきつい人の言い分の一理ある部分をちゃんと拾うということが大切なわけです。
大切なことは、話し合って皆の意見をもとに「ルールを作ってまずやってみる」という風土を作るということです。
やってみて見直せばいいのです。
リーダーが性格がきつい人の意見を拾い、皆の意見も聞きながらチームをまとめようという姿勢を見せるだけでも性格のきつい人の言動が変わってきます!
あとの方法は、こちらの記事をご覧ください↓
性格がきついというレッテルが貼られる前にリーダーがやるべきこと
性格のきつい人が、周囲の職員に苛立ちをぶつけてしまう前に、リーダーがその職員の思いを聞いてあげるようにしましょう。
私ならこう声をかけておきます。
確かにその通りだと思います。Aさんがチームの中で怖いという印象になっては周囲に委縮が生まれるだけなので、僕に気づいたことを教えてもらえませんか?
この言葉は、もちろんAさんと一定の信頼関係を作ってから言うことになります。
Aさんの思いをちゃんと聞こうとする姿勢が日頃からあればAさんも分かってくれるはずです。
Aさんをきつい人にさせたくない思いをぶつけてみましょう!
・・・まぁ、これはかなり高度なテクニックではあると思いますが、チームの「誰をも見捨てない」と考える今の時代の風潮から考えるとこれしかないと思うんですよね。
人材育成を重視する時代において、きつい人はどうしても嫌がられる傾向があります。
私としては、そこに「待った」をかけて出来ることがないかを模索していきたいと思っています。
そのなかで、現場でできうる雄一の方法かな…と今のところは考えています。
まとめ
性格のきつい職員は、周囲の職員をうつ病に追い込んでしまうようなことだってあります。
なので、何度も言いますが、きつい人を擁護しているわけではないのです。
ただ、性格がきつい人は逆に追い込まれている可能性もあるということを理解しなきゃいけないと思っています。
一見強い人間って実は弱かったりするんですよね・・・。
誰が悪いということではなくて、こういったケースは組織的問題だと捉えています。
リーダーがすべきこととして書いていますが、そんな高度なことをリーダーにさせるには施設長のリーダーを守り抜く姿勢がないとできるわけがありません。
性格のきつい人を守るための私の思考を最後にまとめておきます。
性格のきつい人のために追い込まれている職員がいるとします。
最初のスタートはその追い込まれている職員を守るということです。
そのために、性格のきつい職員の思いに耳を傾けます。
性格のきつい職員の思いは、職場の課題が原因であることが多いので、その課題解決に取り組めば、職場もよくなるし性格のきつい職員さんも穏やかになれる!
そうなると職員も追い込まれることもなくなる。
そんな連鎖をイメージしています!
でもって、これは組織的問題であるという視点からこちらを付け加えておきます↓
きつい人を指導できるリーダーなんてそうそういませんよね(^_^;)
指導したらどうなるか、指導したらいいという問題でないことを、まずは施設長(またはそれに準ずる役職者)がしっかりと理解しないといけません。
ここに書いたようなことをリーダーが頑張ることもまた難しいことなんです。
施設長が現場のリーダーを守り抜く姿勢があるかどうかが問われています。
施設長は言葉だけでなく時には立ち会ってちゃんとサポートできるぐらいのノウハウを持っておいてください。
そうでないとこうした問題は解決しないです。
要するに、現場でどうのこうの言う問題ではなく、施設のトップの責任のもとで解決すべき問題なのです。