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【居心地の良い空間作り】席位置の工夫から始める寝たきり防止策


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どうも、YO-PRINCEです。

 

テーブルなどで座る位置って大事ですよね。

 

Twitterの#介護にまつわる小さな引き出し でこんなツイートをしました。

 

 

このツイートについて解説していきたいと思います。

 

席位置から考える部屋に帰りたい利用者の心理

部屋に帰りたい利用者の気持ちを『そりゃあ部屋のほうが落ち着くもんな』ぐらいで終わらせていませんか?

 

あるいは寝てばかりいるのはダメだから無理に起きてもらっていませんか?

 

介護現場では一つの行動を簡単に解決しようとしがちですが、どんな行動もまずは心理を推察すべきです。

 

たいがいのことは自分に当てはめていくと実は簡単なものです。

 

冒頭ツイートのように、目の前に誰かが常に座っているテーブルに座り続けたいと思いますか?

 

話したい相手なら座っていたいでしょうが、そうでなければちょっとしんどいですよね。

 

苦手な相手ならなおさらのことです(-_-;)

 

ところが介護施設ではテーブルで対面に座る時間は実に多い!

 

沈黙のなかよく座り続けていられるなって思うこともしばしばではないでしょうか?

 

そんな環境であれば部屋に帰りたくなって当然ですし、本人が何も言われなくても何とかしてあげたくなりますよね。

セミプライベートスペースの工夫で生活を変える!

自分の部屋は言うまでもなくプライベートスペースであり、安心の場所と言えると思います。

 

一人が落ち着かないという方の場合や、ちょっとした交流を求めたい場合には、セミプライベートスペースである食堂やホールが日常として多く使われます。

 

セミプライベートスペースと言っても、人によって求めるものはさまざまですよね。

 

まずは席位置から考えてみたいと思います。

隣同士または対面に座る

テーブルで仲良い方と話がしたい場合は隣同士に座ったり対面に座るのがいいと思います。

 

対面に座りたいときは、相手と話したい気持ちの現れ。

 

目線が常に合う場所なので、話したい気持ちがないとしんどいですよね(^^;

 

隣同士に座りたいときは、好意の現れ。

 

これは恋愛心理でもよく言われることで、好きな人が隣に座ってくれたら『もしや俺のこと好きかも?』なんて思ってしまったりします。

 

相性のよい利用者同士には対面や隣同士に席をしてあげるとよいと思います。

斜め前に座る

斜め前に座るときは、ほどよい距離感で話せます。

 

目線が常に合うこともなく、話そうとするときだけ目を合わせればよいといった感じですね。

 

気楽に話したいときなんかは、斜め前がちょうどよいと思います。

隣の隣など視界に入らない場所に座る

席が離れててもテーブルの反対側だと視界に入ってしまうので、苦手な人と座るときは隣の隣など同じ側の席に座るほうがいいと思います。

 

会議等で意見が対立しやすい人とはそんな席がよいかもですね。

別のテーブルで離れているけど目が合う席に座る

苦手な人とは、離れてても目が合うのは意外と辛いです。

 

恋愛心理で言えば、恋のし始めなんかはこの距離感はたまらないかもしれません(^。^;)

 

 ときどき目が合ってドキドキしたり(*´ー`*)

 

まぁ介護施設ではそんな配慮をすることはかなりレアでしょうけど(^^;

ちょっとこじんまりした空間をつくる

席位置の話からちょっと離れまして、食堂やホールに衝立で仕切るなどして、こじんまりした空間をつくるのはとても効果があります。

 

皆でテレビを見る場所はあると思いますが、テレビ以外でもあまり他人と目が合うことのないような場所をつくってしまうとよいと思います。

 

外を見ながら読書できる場所。

 

音楽を聞ける場所。

 

仲良い人とこそこそ話できるような場所。

 

そんなふうにして、いろんなニーズに合わせてセミプライベートスペースを演出しておくと離床時間アップにつながるかもしれません!

パブリックスペースとセミパブリックスペース

パブリックスペースは、特養などなら地域交流ホールなどがそれに当たります。

 

パブリックなので“公共”の場ということです。

 

あまり日常的には使わないもしれませんが、交流大好きな人にはぜひとも有効活用したいものです。

 

地域交流ホールを地域に開放して、いろんな活動を施設でしてもらえば、交流大好きな利用者は見に行くだけでも生き生きされると思います。

 

次にセミパブリックスペースというのは、数人が集まれるデイルームであったり、施設内のちょっとした喫茶ルームのことです。

 

ユニット型特養などでは、このセミパブリックスペースをうまく使うと外出に近い感覚を日常的に演出できます。

 

ユニットから出て、本棚があるようなデイルームがあったり、外の景色がよく見える場所があったりすると、利用者はそこへ行くことが毎日の日課となり、そこへ集う人が数名いれば自然な形で交流も生まれます。

 

そうやってプライベート➡️セミプライベート➡️セミパブリック➡️パブリック…といった感じで、外へ外へと気持ちが向くような環境を常に考えることで、起きる時間を増やすことができるのです。

まとめ

利用者の生活意欲を高めるキーワードは『安心』です。

 

部屋に閉じこもりがちで寝たきりの不安があるなら、まずはセミプライベートスペースを安心できる場所にしましょう。

 

最初は日々使うテーブルが鍵を握っていることが多いです。

 

職員同士が人間関係で悩むように、利用者も人間関係の支援は必要です。

 

毎日顔を合わすというのは苦痛を伴うことがあります。

 

「家庭的雰囲気」って良いふうに聞こえますが、“家庭”って喧嘩が堪えなかったり無言だったりしてすることのほうが多いじゃないですか。。。

 

セミプライベートスペースって意外とどんな良好な関係であってもストレスが潜んでいるものです。

 

生活に起こりうる心理をしっかりと見つめ直して、ちょっとした工夫や演出で居心地の良い場所を作ってあげましょう!

 

居場所がないと外に出たくなるかもしれません・・・。

 

認知症の方なら無断で施設外に出てしまわれることもあるかもしれません。

 

いい意味で外へ外へと気持ちが向くようにしたいものですね。

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