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【時間外労働の上限規制】残業から考える介護施設選びのポイント

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どうも、ヨウ-P(@s_y_prince)ことYO-PRINCEです!
いろんな切り口からカイゴのヒントをお届けしています!

2020年4月からは中小企業においても、「時間外労働の上限規制」が導入されることになります。

介護現場の時間外労働はどうなんでしょうか??

今回は、介護現場の時間外労働の実態をもとに施設の良し悪しの判断基準について書いていきたいと思います。

介護現場の時間外労働の実態

介護業界はブラックなイメージが強く、長時間労働当たり前、サービス残業当たり前のイメージがありますが、実際のところは他業種にも同じような実態の業界はあり、介護業界が特別ではないのでは…と感じています。

要するに、時間外労働の実態については施設によって大きく異なります

時間外労働がほとんどない施設もあれば、時間外労働がしっかりと認められている施設もあり、サービス残業が横行している施設もあるようです。

さて、このなかでどの施設が働きやすいんでしょうか??

通常であれば残業がほとんどない施設が一番良いに決まっています。

ところが、一概にそうとも言い切れない介護現場の実態があるので、就職・転職される際は、時間外労働だけでなく総合的に判断されるほうが良いと思います。

時間外労働がほとんどない施設

時間外労働がほとんどない施設は、そこだけ見ればクリーンなイメージがありますが、他に目を向けるとクリーンではない場合もあるので注意が必要です。

見極めるポイントは、書類と介護のクリーンさです!

書類はクリーンかどうか?

介護保険事業は、介護保険制度下において記録等においてかなりの書類を残していく必要があります。

書類の面で言えば、振り回されるのは相談員やケアマネジャー、管理者に多くの負担がかかることが多いようですが、これらの職種においてもほぼ残業はない施設は存在します。

理想的じゃないですか~!

さてさて、どうでしょうか??

土台がしっかりとしている施設で書類作成に関する業務がシステム化されている施設であれば、問題はないと思いますが、実は書類の中身はすっからかん…なんてこともあります。

とりあえず書類を残しているだけ…のような施設であれば黄信号です!

労務管理はバッチリでも、介護保険上はコンプライアンス違反…なんてこともあります。

もちろん、無駄をうまく省いて書類をシンプルにして介護の質の向上につなげている施設もあります。

そのあたりの見極めは必要かと思います。

時間外労働がほとんどない施設の場合は、ケアプランやマニュアルがどれだけ機能しているかを見れば本当にクリーンかどうかが見えてくれるかもしれませんね。

介護はクリーンかどうか?

施設見学をすると、「だから残業がないのか…」と思えることがあります。

利用者さんが車イスで起こしっぱなしにされて、テレビの前に並ばされていたり…。

職員さんが無愛想であいさつもないとか…。

こんなふうに、たんたんと介護の仕事をしているような施設であれば、黄信号かもしれません。

働く上で、それでもよければ問題ないですが、少しでも「こんな介護がしたい」というものをお持ちであれば、いくら残業がないと言われても満足できないかもしれません。

そこは労働者としての考え方次第です。

介護の質を高めていこうと思えば、やはり何らかの取り組みは必要かと思います。

そうすると、どうしても時間外に頼らざるを得ないのが介護現場の実態としてはあります。

前述のとおり、すでに仕組みが整っている施設であれば、取り組みも効率化されているでしょうし、必ずしも時間外労働が欠かせないというわけではありません。

介護のクリーンさを見極めるためには施設見学をしたときに施設を見るだけではなく、施設の職員さんに介護のウリなんかを聞いてみましょう!

施設の人間が理想ばかりを語っている会社はかなり黄信号ですね!

今の介護業界においては、施設に課題がないわけがありません。

課題をしっかりと捉えて、課題こそ語れる施設がクリーンな施設と言えるでしょう!

介護のウリを聞いて、たまに「食事がおいしい」って返ってくる施設があるんですが、ちょっとガックリします…。

頑張っているの厨房やん!

ま、このように、時間外労働がない施設がクリーンな施設かと言うと、そうでもない施設も多いので「書類と介護のクリーンさ」で見極めるようにしてください!

そうでないと、行く末は「事故が相次ぐ施設」になってしまったり、「コンプライアンス違反で事業停止」なんてことだってありますから…。

時間外労働がしっかり認められている施設

書類も介護も一定の質を保とうと思えば、時間外労働は避けられない施設は多いです。

書類は相談員やケアマネジャーらに負担がかかることが多いと書きましたが、介護職だってケアプランに関連した業務や行事等の準備、事故報告書の作成など、たくさんの書類作成を担っています

加えて介護業務においては、重度化等により食事介助の手が足らなかったり認知症利用者のBPSDへの対応に追われるなどした場合に時間外労働で対応する施設も多いです。

それらについてはしっかり時間外労働を認める施設はホワイトだと言えます。

ところが、そうした時間外労働をやむを得ないで済ませている施設も多いものです。

改善の気がないわけです。

本気になれば時間外労働は無くすことはできなくとも少しは減らせますし、逆に気がなければ時間外労働は増える一方です

時間外労働を認めている施設が本当にクリーンかと言うと、それだけでは判断できないわけです。

経営はクリーンかどうか?

仕事は定時で終えることができるのが本来です。

施設は、時間外労働ゼロを目指す努力はしなければいけません

介護現場は書類の多さや介護業務の忙しさから時間外労働がやむを得ない状況は確かにあるんですが、それを仕方ないで済ましていないかという視点が大切なわけです。

それは経営的な視点で見てクリーンかどうかです。

どんな経営でも支出を減らす努力は当然すべきで、特に介護業務の時間外労働は線引きが難しいため、何も取り組まないでいると、職員のなかで時間外労働をすることが当たり前になってしまって時間外労働が膨れ上がる可能性だってあるんです。

なので、時間外労働が認められる施設においては、今後の改善策の取り組みがあるかで「経営のクリーンさ」を見極めるようにしてください!

サービス残業が横行している施設

これは完全にブラックです(-_-;)

経営者側がサービス残業を強制的にさせている施設であれば完全にブラックなわけですが、問題なのは労働者側が自主的にサービス残業をしてしまうような風潮を作りあげてしまう施設が多いことで、これはとても厄介な問題です。

一言で言えば、職場風土の問題なわけですが、介護現場においてはそこをクリーンにすることが一番難しいことなんですよね。

職場風土はクリーンかどうか?

介護という仕事は、職員の存在そのものが利用者の生活に影響してしまう仕事です。

介護士1人が10分早く帰ったことでその間に事故が起こりうるようなことが起こりえる仕事です。

そうなると、10分ぐらい20分ぐらいで事故が100%なくせるのなら…って思ってしまうんです。

そして、それが当たり前になって、それが美学のようになってしまいます。

「利用者のため」という思いが極端に美学として施設内に伝染してしまうことがよくあります。

なんなら、「利用者のため」にサービス残業している職員が頑張っていると評価されてしまうことがあります

そうなると、時間外労働の申請がしにくくなってしまうわけです。

その逆もあります。

明らかに時間外労働がないとどうにもならない実情であるにも関わらず、経営者側が各事業所任せで何の改善策もとらずに、ただただ時間外労働を減らそうという数値目標を示すだけで、時間外労働がある事業所が「悪」かのような風潮を作ってしまうというケースです。

これは、経営者側は無意識なことが多いと思います。

落ち着いている事業所は時間外労働はなく、時間外労働がある事業所は会議等で毎回にように数字の指摘のみされてしまうと、どういった心理が生まれるでしょう??

時間外労働が少なく落ち着いている事業所は他人事…。

時間外労働が多い事業所は何だか悪いことをしてるかのような心理状態…。

時間外労働を申請しにくくなってしまってサービス残業になってしまう…。

介護現場は頑張りすぎる人間が多いだけに、経営者はそうした心理も理解したマネジメントが必要なのです。

職場風土がクリーンにできるかどうかは、経営者が介護現場の特性をしっかりと理解することにかかっており、経営者がどれだけ介護のことを知っているか、知ろうとしているかが重要な鍵となるわけです。

知っておくべき時間外労働の上限規制

時間外労働への取り組みは、そこだけ見ていても問題の本質は見えてこないということを書いてきました。

とはいえ、時間外労働は適正に取り扱われるべきです。

皆様ご存知のこととは思いますが、働き方改革の一環として、法改正によって2019年4月から「時間外労働の上限規制」が導入されました。

大企業は2019年4月から、中小企業は2020年4月から導入となっているので、介護施設の多くは2020年4月導入に向けて整備されていることと思います。

時間外労働の上限規制については、まず厚生労働省のサイトで確認しておいてください!

www.mhlw.go.jp

改正前は、法律上残業時間の上限がなく行政指導のみでしたが、改正後は法律で残業時間の上限が原則月45時間・年360時間と定められ臨時的な特別の事情がなければその上限を越えた残業はできなくなります。

また、臨時的な特別の事情があって労使の合意がある場合でも以下を超えることはできないとの定めもあります。

  • 年720時間以内
  • 複数月が平均80時間以内(休日労働含む)
  • 月100時間未満(休日労働含む)

 

ここまで深刻な時間外労働が介護現場であるとは思いたくありませんが、人手不足のなかで休日出勤などを強いられているような施設では、該当するような実態があることでしょう…。

もしそのような施設があれば、この4月からは法令違反になってしまいますので、行政指導では済まない状況となります。

その場合は早めの転職の検討をオススメします。

 

介護職のためのホワイト企業への転職・就職サポート【しろくま介護ナビ】  

これからの時代、働きやすさは大事ですよね!

よろしければ、こちらの記事も参考にしてください↓

www.yo-prince.net

まとめ

働き方改革のもと、介護施設においても働きやすい職場作りは急務となっています。

そのなかでも、定時に帰れるかどうかというのは労働者にとって重要なポイントだと思います。

とはいえ、定時に帰れるからといっていい職場とは限らないのです。

今回は、時間外労働の視点から、介護施設のさまざまな実態を深堀りしてみました。

働きやすい職場がどんな職場なのかをいろんな視点で考えていただくきっかけとなればと思います。

職場に求めるものは人ぞれぞれに違うと思います。

この記事を読んでいただきながら、自分自身が職場に何を求めているのかを整理してみても良いと思いますし、自分の職場の課題がどこになるのかを整理してみても良いかと思います。

介護はやりがいも大切ですが、これからの時代は労働環境はもっと大切になってきます。

私としては、「やりがい」「働きやすさ」が両立できる職場が作れるといいなと思いますし、そんな職場と出会えるといいなと思っています。

 

 

 

 

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