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ーおすすめ記事ー

 

座位での活動アップを狙うならコレ!テーブル・イスの合わせ方教えます!


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どうも、どうせやるなら思い切りたい、テーブル切りたいYO-PRINCEです。

今回はツイッターの「#介護にまつわる小さな引き出し」でのツイートを解説する記事を書きたいと思います。

今回はこちら↓

適性なテーブル・イスの高さ

皆様は市販のテーブル・イスがどのぐらいの高さがご存知でしょうか?

基本的には日本人の体格に合わせたもので、テーブルは高さ68~72cm。椅子は座面高40~42cmのものが多いようです。

これらは、人間工学に基づいた計算式によって算出されたデータがベースになっているようです。

ちなみに人間工学とは・・・

人間工学(にんげんこうがく)は、人間が可能な限り自然な動きや状態で使えるように物や環境を設計し、実際のデザインに活かす学問である。また、人々が正しく効率的に動けるように周囲の人的・物的環境を整えて、事故・ミスを可能な限り少なくするための研究を含む。

※ウィキペディアより抜粋

そして、人間工学に基づいた計算式がこちらです↓

イスの高さ=身長×0.25-1

テーブルの高さ=身長×0.25-1+身長×0.183-1

差尺の高さ=座高(身長×0.55)÷3+2cm

※差尺:テーブルの天板までの高さと、椅子の座面までの高さの差

イメージしてもらうために絵を載せておきます(^_^;)
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例えば私の身長で考えてみます。

私の身長が見栄を張って180㎝とします。

イスの高さ=180×0.25-1=44㎝

テーブルの高さ=180×0.25-1+180×0.183-1=75.94㎝

差尺の高さ=(180×0.55)÷3+2cm=35㎝

 

ちなみに本当の身長は176㎝ですが、計算は割愛させていただきます。

まぁこれだけ細かな計算式を皆さまが覚えたところで使う機会は少ないと思うので、大体の目安を書いていきたいと思います。

イスの高さの目安

座って足の裏がぴったり床に着く高さが目安となります。

高齢者の場合は小柄な方もおられることから40㎝程度のイスが良いと思いますが、結構小柄な方も多いので、その場合36~38㎝ぐらいのイスが理想となることも多いです。

両足は床に着くと、上半身を起こしやすくなります。
そして、座っている姿勢が安定しやすくなります。 

ちなみに最近の車イスは座面の高さが変えられるものもあるので、車イスのままでも良い場合もあるのですが、やはり普通のイスに座ってもらうのが一番です。

車イスは本来座る道具ではなくて、人を運ぶための道具だからです。

そのため車イスは折りたためるものが多いので座面にたわみがあって体が傾きやすかったり、座面が前方に向けて少し上がった傾斜があったりします。

本来の座るという意味では良くない環境なので、出来る限りイスに座ってもらい、イスの環境を整えることを考えましょう。

テーブルの高さの目安

イスの高さが決まったら、「差尺」を足した高さをテーブルの高さとします。

この目安は、肘の高さと言われていて、ちょうどおへそあたりの高さになります。

肘の高さにテーブルが来ると、両手が動かしやすいので、作業に適した高さということになります。

あとは、食事が見えやすい高さでもあり、食欲が高まります。

ちなみに差尺の理想は、一般的に27~30㎝とされています。

イスを40㎝だとすると、70㎝以下が望ましいということになります。

高齢者の場合、小柄な方や円背の方も多いことから、65㎝以下のテーブルが必要になることも多いです。

※円背:一般的に言うと猫背のこと。

いろんな高さのテーブルやイスがある施設はいい施設

背の高さが違えばテーブルやイスの高さが変わってくるのは良く考えると当たり前のことですよね。

いろんな高さのテーブルやイスがある施設は、それだけ環境にこだわっているということです。

それだけ利用者さんのことを考えいているということが目に見えて分かります。

施設を見学された時、そのあたりを見てみると面白いと思いますよ。

ただし、目に見えるほどの取り組みをされている施設は少ないと思います(^_^;)

テーブル・イスの高さを適正な高さにする方法

テーブルやイスの高さの合わせ方は、脚を切るしかないわけですが、素人にはなかなかうまく切れません。

なので、元大工さんの夜間当直さんに頼みました(^^;

サービスでやってくれたんです。

見ていて結構大変な作業だったので、施設にお礼として金一封出してもらうようお願いしました(^^;

プロのは仕事はやはり安心です。

施設で使うテーブルやイスの安全性を保つことは重要ですのでプロの力を借りましょう。

冒頭のツイートでは55㎝まで切ってしまったので、いずれ使えないときがくるかもしれません。。。

そんなときはテーブルの高さを調整できるこんな商品があります。

高さ調整できるテーブルの脚だけという商品もあります。

最低60㎝まで低く出来るので、介護施設でも十分使えると思います。

テーブル脚 昇降式ポール脚 DSS-500A 高さ調整幅 600~800mm(4cm間隔x5段階昇降) 木目塗装

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こうした道具も活用しながら、テーブルやイスの高さを合わせていくわけですが、施設においては個々に合わすのは至難の業です。

なので、2~3種類ぐらいの高さのテーブルやイスを用意しておいて、大体の高さで合わせてあげるのが現実的だと思います。

それでもイスが高い場合は、足台を作る等して調整すると簡単です。

個々に合わしきらずとも、そうした取り組みだけで十分効果は期待できます。

テーブル・イスの高さを適正したことによる変化

冒頭ツイートの事例においては55㎝までテーブルを低くしました。

ずいぶん思い切ったなと思うのですが、その効果は絶大でした!

ちなみにイスの高さは35㎝だったかにしたと思います。

テーブル・イスの脚を切るまでは、その方は食事の量も少なくなり、ぼーっとした表情が増えていました。

年齢は90歳を超えておられました。

それがテーブル・イスの脚を切ったところ・・・

両足が床にピッタリ着いている!
両肘が机の上にしっかり載っている!
座る姿勢がよくなっている!
身体の傾きも少なくなっている!
目もパッチリ開いている!

こんなに変わるものかというぐらいの変化でした。

たまたまかもしれないところもあるかもですが、それにしても改善がスゴイ!

環境の影響は幾分かは受けていることは間違いないと確信できました。

さらに・・・

介助で何とか食べられていたのが、自分でパクパク!
話も良くされる!
笑顔もあふれている!

もう驚きの連続でした(+o+)

55㎝に切ったテーブルの効果は絶大でしたが、時を経て使えないテーブルとなっていきました。

そんな小柄な方ばかり入居されないですから・・・。

それでも何事にも代えがたいものを得ることができました。

その価値はプライスレスです・・・。

 まとめ

何事も介護は環境が大切です。

その方の持っている力をまずは信じてみて、環境の力に託してみます。

テーブルとイスの環境を整えれば、食事が進み、読み書きが進み、手作業が進み、会話も進む!

活動アップ間違いなしです!

あとは、楽できる姿勢の時間も作ってあげると言うことなしです!

以前、排泄ケアにおいても環境が大切であることを書きましたので、よかったらご覧になってください。

環境で人は変わります!

ただし、すべての人にうまくいくとは限りません。

ただそんなとき一つ言えることは、1人の人に対して一生懸命考えた行為は絶対に無駄にはならないということです。

その思いはその方に届いているはずです。

メッセージのある介護をしましょう!

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